著者 : チャ-ルズ・ブコ-スキ
詩人と女たち(上巻)詩人と女たち(上巻)
ヘイ!わたしはチナスキー、作家になった老いぼれのアル中ギャンブラーだ。楽しいことがあると一杯、悲しいことがあると一杯、何もないと何かを起こそうとして一杯。人生とソーダのミックス、ウォツカ・セブンで、とりあえず女たちに、乾杯。ウィリアム・バロウズ、ポール・ボウルズと並んで3Bsと称され、世界中に熱狂的なファンをもつチャールズ・ブコウスキー。映画「バーフライ」では自身をモデルにして脚本を書き、ミッキー・ローク演じるアル中作家が評判をよんだ彼の自伝的小説を、音楽評論家として活躍中の訳者が本邦初紹介。
詩人と女たち(下巻)詩人と女たち(下巻)
わたしは50歳。体重102キロ、猪首、短足、目は濁り、赤ら顔。肉体労働者から作家に転職したアル中男。テレビがきらい、映画館もうんざり、パーティにも作家仲間にも、ニューヨークにもビートニクにも何の関心もない、ただの酔っぱらい。そんなわたしを今日もまた、女たちが待っている。卑語俗語にみちたラディカルな愛を描きつづけ、常にアカデミックな文学シーンのアウトサイダーでありながら、世界中の若者に熱く支持されているチャールズ・ブコウスキー、遂に日本に登場。
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