著者 : デニス・ジョーンズ
ヴァチカンへの密使ヴァチカンへの密使
ユダヤ人に化けてもらいたいー。ナチス親衛隊少佐シュターケにとって、その任務は屈辱に満ちたものだった。最終目標も知らされぬまま送り出された彼は、ユダヤ人の第三帝国脱出を助けるモサドのロッシや米国から派遣されたジュリアとともに、パレスチナからローマへと呉越同舟の冒険行を敢行する。そしてローマで彼を待っていた指令とは…。壮大な規模で描く大戦前夜の歴史秘話。
ユダヤ人抹消計画ユダヤ人抹消計画
199*年、全体主義国家としてソ連は甦り、40年あまり前に立案されたユダヤ人追放計画を実行に移そうとしていたー。計画名は〈冬の宮殿〉。一方、元ナチス親衛隊将校はイスラム原理主義政権と結託し、ユダヤ人の完全抹殺という、かつて果たせなかった野望を遂げんとしていたー。計画名は〈ファル・ツィーオン〉。計画を察知したCIAは、元工作員サム・コールをモスクワに派遣する。
バルバロッサ・レッドバルバロッサ・レッド
米ソ二大国の軍縮交渉が進展するなか、西独首相ルーデルは「強いドイツの復活」を主張していた。ソ連最高幹部は彼の失脚を狙って、まず外交ルートからの脅迫、そして側近がKGBスパイであることを暴露する。しかしルーデイは辞任せず、続く暗殺計画も失敗すると、いよいよ最後の作戦が発動されたー。軍事史専門家である著者が豊富な知識を生かして描く、迫真のヨーロッパ未来像。
「星の光作戦」壊滅「星の光作戦」壊滅
ゲリラ戦の専門家で、書記長を叔父に持つアフガニスタン駐留KGB大佐は、母国の将来を憂えていた。軍紀の乱れ、士気の低下、無意味に殺されていく民間人たちの姿に心を傷めながら、彼は熟慮し、そして決断したー。クレムリン内での派閥抗争は熾烈さを増し、首都は不穏な空気に包まれた。早く内戦をくいとめて、漁夫の利を狙う諸外国を抑えねば…。迫真の政治・軍事サスペンス。
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