著者 : デビット・ゾペティ
奇跡のタッチ奇跡のタッチ
日本文学史上初の“足もみ小説”が誕生!足裏への刺激で思いがけない神秘が起きる。かけがえのない相手との再会を果たした者は、心が癒され、新たな勇気と希望を得る。スイス人小説家が瑞々しい日本語で綴る感動作。
旅立ちの季節旅立ちの季節
64歳で航海士としての勤めを終えた楠木健太。妻に先立たれ小樽にひとり暮らす彼は、あるきっかけで「終活」をはじめた。それは彼にとって、自分らしい人生の終え方を考えるためのプロセスでもあった。エンディングノート、財産管理や後見人の契約・葬儀・お墓・遺影の準備など終活を進めていく楠木を心配しつつ見守る姪の理沙と夫のペッカ。フィンランド人を父に持つペッカはフィンランドにある「オーロラ観測村」の後継者で、ふたりはまもなく日本を発ち移住することになっていた。「人生の最終章」を描く感動小説!
アレグリアアレグリア
「踊りは私の中の何かを激しく揺さぶり、私が抱えている名状しがたい飢えを満たしてくれる」14歳でカナダへ単身バレエ留学、プロのダンサーとして活動を始めた陽子が、かつての家庭教師で東京に住むアメリカ人の僕に語る8年間の留学生活。故郷離脱者として暮らすことがもたらす心身の揺らぎ。異文化の中で知る自分の立つべき位置。そして変貌への渇き…。国境を越える語り手と聞き手の物語。
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