著者 : デュマ,A.
舞台は17世紀初め、世情いまだ穏やかならぬルイ13世治下のフランスである。勇気と才覚を武器に出世の道を切りひらこうと、パリにやってきた青年ダルタニャンが到着早々出会ったのは、3人の近衛銃士ー沈着冷静な武人アトス、人の好い豪傑ポルトス、そして詩人はだで聖職者志望のアラミスだった。友情に固く結ばれた4人の活躍が始まる。
文豪デュマ(1802-70)はその旺盛な筆力をもって、生涯のうちに小説だけでも257巻に及ぶ作品を書いたが、なかでも『三銃士』は世界中の人々にもっとも愛された小説である。個性豊かな4人の銃士と彼らを結ぶうらやましいまでの友情、危機にのぞんで男らしく颯爽と行動するそのさわやかさ。この若々しい男性的ロマンに読者はつきせぬ魅力を見出すだろう。
九九 法 律 一〇〇 幽 霊 一〇一 ロクスタ 一〇二 ヴァランティーヌ 一〇三 マクシミリヤン 一〇四 ダングラールの署名 一〇五 ペール・ラシェーズの墓地 一〇六 分 配 一〇七 獅 子 窟 一〇八 裁 判 官 一〇九 重罪裁判 一一〇 起 訴 状 一一一 贖 罪 一一二 出 発 一一三 過 去 一一四 ペピーノ 一一五 ルイジ・ヴァンパの献立 一一六 ゆ る し 一一七 十月五日
八一 パン屋の隠居の部屋 八二 押しこみ 八三 神 の 手 八四 ボーシャン 八五 旅 八六 審 判 八七 挑 戦 八八 侮 辱 八九 夜 九〇 決 闘 九一 母 と 子 九二 自 殺 九三 ヴァランティーヌ 九四 告 白 九五 父 と 娘 九六 婚姻契約書 九七 ベルギー街道 九八 鐘と罎のホテル
六六 結婚政策 六七 検事総長室 六八 夏の舞踏会 六九 情 報 七〇 舞 踏 会 七一 パンと塩 七二 サン・メラン侯爵夫人 七三 約 束 七四 ヴィルフォール家の塋域 七五 調 書 七六 アンドレア・カヴァルカンティの売り出し 七七 エ デ 七八 ジャニナ通信 七九 レモネード 八〇 告 発
四九 エ デ 五〇 モレル一家 五一 ピラムスとティスベ 五二 毒 物 学 五三 『ロベール・ル・ディアブル』 五四 株の高低 五五 カヴァルカンティ少佐 五六 アンドレア・カヴァルカンティ 五七 うまごやしの囲い地 五八 ノワルティエ・ドゥ・ヴィルフォール氏 五九 遺 言 六〇 信 号 機 六一 桃をかじる山鼠から園芸家をまもる方法 六二 幽 霊 六三 晩 餐 六四 乞 食 六五 家庭争議
三五 撲殺の刑 三六 ローマの謝肉祭 三七 聖セバスチヤンの塋窟 三八 約 束 三九 賓 客 四〇 午 餐 会 四一 紹 介 四二 ベルツッチオ 四三 オートィユの家 四四 復 讐 四五 血しぶき 四六 無制限貸出 四七 連銭葦毛 四八 観 念 論
一九 第三の発作 二〇 シャトー・ディフの墓場 二一 ティブラン島 二二 密輸入者 二三 モンテ・クリスト島 二四 眩 耀 二五 見知らぬ男 二六 ポン・デュ・ガールの旅籠屋 二七 物 語 二八 監獄の記録 二九 モレル商会 三〇 九月五日 三一 イタリー──船乗りシンドバッド 三二 め ざ め 三三 ローマの山賊 三四 出 現
一 マルセイユ──到着 二 父と子 三 カタロニヤ村の人々 四 陰 謀 五 婚約披露 六 検事代理 七 訊 問 八 シャトー・ディフ 九 許婚式の夕 一〇 テュイルリー宮殿の書斎 一一 コルシカの鬼 一二 父と子 一三 百日政治 一四 怒れる囚人と狂える囚人 一五 三十四号と二十七号 一六 イタリーの学者 一七 司祭の室 一八 宝 解 説