著者 : デュ・フォルチェネ・ボアゴベ
鉄仮面 下鉄仮面 下
史実にもとづく伝説“鉄仮面”を題材にした作品のうちボアゴベ原作の本書は、黒岩涙香翻案の原典となった。数々の策謀と冒険の果てに、三十年の歳月を経てもなお罠に堕ちた恋人モリスを捜すヴァンダと腹心の部下たち。バスチーユの牢獄に囚われた鉄仮面の運命は?仮面の下の人物は?いよいよ核心に迫る愛と陰謀渦巻く波瀾万丈の歴史冒険大ロマン、上下二巻完結。
鉄仮面(上)鉄仮面(上)
一八七九年、当代きってのフランスの人気作家ボアゴベによって書かれた『鉄仮面』は、日本に於ても明治の黒岩涙香の翻訳以来、広く親しく読み継がれてきた。居酒屋“破れ絹”亭で密議をこらす青年貴族モリスと恋人ヴァンダ。ルイ十四世に対する謀反の計画に叛乱の騎士達が集結する。罠に堕ちたモリスの運命は、謎の鉄仮面の行方は…。フランス語原典による初の完訳の文庫化。上下二巻。
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