著者 : デンスケ
『第八の導き』による『ブレイバーズ』本部爆破事件を契機に、混迷を極めるオリジン世界。かつてのヴァンダルーである「アンデッド」から与えられた『第八の導き』の死属性魔術を巡って各国の思惑が錯綜するなか、『ブレイバーズ』の面々は『第八の導き』の身柄確保を目的とした特殊任務に参加することとなる。『ブレイバーズ』を裏切り『第八の導き』に与する村上たちも参戦し、各国が投じた特殊部隊との戦いは激しさを増していくー。
リザードマンの群れが支配する沼沢地を手に入れた後、新たに「鱗王」の称号を手に入れたヴァンダルー。こうして数多の“王”の称号を手にしたヴァンダルーは8歳にして広大な国土と、国家規模の戦力を有することとなった。その後旧サウロン公爵領に向かったヴァンダルーは、スキュラ族と出会い、集落で起きていたスキュラ殺人事件を解決すべく協力することに。そんな中、原種吸血鬼グーバモンも「とある」目的のためにサウロン公爵領に手下を放つのだが…。
原種吸血鬼テーネシアの魂を砕き、新たな魔王の欠片を手に入れたヴァンダルー。仲間も増え、物資や土地もこれまで以上に必要になってきたことで新たな土地を開拓すべくヴァンダルー達は遠征を計画する。こうしてタロスヘイム一行はリザードマンの群れが支配する沼沢地へと赴くのであった。そんな中、ヴァンダルーの存在に危機感を抱く原種吸血鬼グーバモンや輪廻を司るロドコルテ、そしてラムダの神々までもが動き始める…。
ヴァンダルーはタロスヘイムの王として統治を進める中、訪れた開拓村で公爵家の陰謀を知らずのうちに防いだことにより開拓地の救世主となった。その後、輪廻転生の神ロドコルテによってヴァンダルー抹殺のために送り込まれた地球からの転生者、海藤カナカと対峙したヴァンダルーは二度と転生が出来ないようにカナタの魂を砕いたのだった。そして、タロスヘイムの更なる国力強化のため移民政策を進めるべく、ヴァンダルーたちは奴隷鉱山へと訪れる。
魔境であったタロスヘイムが発展を遂げる中、ヴァンダルー抹殺の命を受けた吸血鬼たちがヴァンダルー達のもとに現れる。だがヴァンダルーは魂を消滅させるスキル「魂砕き」を獲得し、父・ヴァレンの仇でもある貴種吸血鬼セルクレントを見事返り討ちにすると、その後、タロスヘイム王城の地下で神のアーティファクトである魔槍アイスエイジの魂をも消滅させる。しかしその頃、ミルグ盾国より母ダルシアの仇、ゴルダンたち遠征軍がタロスヘイムへと侵攻を開始していた…。
人間たちとの戦いに備えた戦力強化のために新天地を目指したヴァンダルー達は、かつて太陽の都と謳われた巨人種の国家タロスヘイムへと辿り着く。そこでアンデッドとなっていた英雄“剣王”ボークスをはじめ、多くの仲間を加え、順調に集落のレベルアップに成功。そしてついには諦めていたジョプチェンジに成功し、ヴァンダルーは名実ともに死属性魔術師となるのであった。その後もダンジョンの攻略、新種族の誕生と大忙しの日々を送るヴァンダルーだったが、その身には新たな敵、貴種吸血鬼の魔の手が迫っていた…。