著者 : デーヴィド・ウィルツ
結婚式の客結婚式の客
私設情報機関〈SSC〉社長スタンホープには息子が3人いた。長男が殉職し、次男ピーターはその悲しみと父への不信から家を出た。ところが死んだはずの兄から、結婚するので式に出てほしいと電話がかかった。5年ぶりに帰国した彼を迎えたのは、花婿姿の弟と、そして命を狙う銃口だったー放浪するイラン国王の動きを背景に、凄絶や復讐戦を繰り広げる男たちの死闘を描くサスペンス。
わが故郷に殺人鬼わが故郷に殺人鬼
20年にわたる暴力と謀略の世界に別れを告げ、FBIを辞めたピート・ケッターは静かな町カスケードへ帰ってきた。法律家として再出発し、平穏な生活を送ることを夢みて。だがー次々と女性が殺されるという事件に彼の夢は破られた。一見穏やかな故郷の荒廃に気づいたピートは、姿なき殺人者を追ううち、捨てたはずの「狩人」としての情熱の甦りを感じていくー。苦悩する男の変貌を息子との交情を通じて描く、新鋭ウイルツの人間ドラマ!
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