著者 : トニ・ヒラーマン
ズニ族の少年と、その友人であるナヴァホ族の少年が行方不明になった。ナヴァホ族警察のリープホーン警部補は、ズニ族警察と共同で二人の捜索を始めた。が、ズニ族の少年は遺体で発見され、さらに新たな殺人事件が、やがてFBI、麻薬取締官も介入し、事態は複雑な様相を呈してくるが…アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞した傑作。
風刺劇を演じる道化役の男が何者かになぐり殺された。リープホーン警部補直属の部下になったチー巡査は、失踪した少年の行方を追って、たまたまこの事件の現場に居合わせることになった。捜査を始めたリープホーンとチーは、最近起きたもうひとつの殺人事件との間に、わずかな接点を見出すが…。
誰もが悪戯だと思っていた。荒野の岩山にペンキを塗りつけることに、目的などあるはずがない。チー巡査も同じ考えだった。だからこそ、犯人を見つけたと同僚が無線連絡してきたときも、すぐに駆けつけなかったのだ。だが、現場で彼が見たものは、炎上するパトカーと同僚の射殺死体だったー。アメリカ・ミステリ界を代表する実力派が放つ人気シリーズ第五弾。
殺されたのはいったい誰なのか?インディアン保留地近くで見つかった歯のない男の死体からは、身元を示すものが入念に消されていた。わずかな手がかりを追い、リープホーン警部補はワシントンへ飛んだ。やがて事件は、チー巡査が捜査中の事件と意外な結びつきを見せるが…。舞台を西部の大自然から喧騒渦巻く都会に移し、新たな展開を見せるシリーズ注目作。
真夜中にインディアン保留地の砂漠で、セスナが着陸に失敗して大破した。どうやら麻薬を密輸中だったらしい。しかし機の残骸から麻薬は発見されなかった。爆発の直後に何者かが持ち去ったのか?別件の捜査中に事件を目撃したジム・チー巡査は、連邦警察から疑いの目をむけられ、権限外の捜査に踏み出すが…。映画化も決定した全米ベストセラー作家の話題作。
インディアン遺跡の発掘現場から突然姿を消した女性人類学者はいったいどこへ?妻を亡くし傷心のリープホーン警部補が追う失踪事件は、やがてチー巡査が捜査中の掘削機盗難と結びつき、思いがけない殺人事件へと発展した…。全米ベストセラー作家が西部の雄大な大自然をバックにインディアン警官コンビの活躍を描く、シリーズ最高作との呼び声高い最新作。
インディアン保留地で、3件の殺人と警官殺害未遂事件が連続して起こった。何のつながりも見えない4つの事件を結ぶものはナヴァホ族の呪いなのか?呪術を嫌悪するリープホーン警部補と呪術師をめざすチー巡査ー対照的な生き方をする2人のインディアン警官の活躍を描き、全米の熱い注目を集めるベストセラー作家の人気シリーズ。アンソニー賞受賞作。