著者 : ナリーニシン
冬の盾と陽光の乙女(上)冬の盾と陽光の乙女(上)
パラノーマル・ロマンス“超能力者=動物に変身する種族”シリーズ第13弾!“アロー部隊”に所属する瞬間移動者のヴァシックは、暗殺者としての過酷な任務を果たすなか、いつしか死の安らぎを望むようになっていた。そんな彼に、実験のため集められた共感能力者たちの護衛という新たな任務が与えられる。ヴァシックが担当することになったアイビーは、能力の高まりのせいで再度の条件づけを経験しながらも自我を保ってみせた強い女性だった。その輝きに触れて、彼の凍てついた心は溶け始める。
冬の盾と陽光の乙女(下)冬の盾と陽光の乙女(下)
“サイネット”をむしばみ壊滅的な被害を引き起こす感染。それを食いとめる鍵が、共感能力者たちの封じ込められていた能力にあることが改めて確認され、“アロー部隊”のメンバーとEサイたちは、感染の影響で生じる大規模な集団発症事件と“サイネット”崩壊の危機に力を合わせて立ち向かう。命を懸けた作戦のなかで、ヴァシックとアイビーはその精神的な絆をしだいに深めてゆくが、一方でアイビーはヴァシックの身体に生命に関わる問題が潜んでいることを知る…巻末には特別短編を収録!
雪の狼と紅蓮の宝玉(下)雪の狼と紅蓮の宝玉(下)
シェンナは“サイネット”から離脱し“スノーダンサー”の群れに亡命したその瞬間から、ホークにどうしようもなく魅了されてきた。胸を焦がす一途な想いがようやく成就したそのとき、彼女は冷たい炎を操るXサイとしての自らの宿命と直面することに。しかも“純粋なるサイ”による大規模な軍事攻撃計画が発覚、群れは最大の危機にみまわれる。彼らを待ち受ける過酷な試練とは?ホークとシェンナに加えシェンナの伯父ウォーカーと群れの治療師ラーラの恋愛も展開。巻末には特別短編を収録!
PREV1NEXT