著者 : ノーマン・ポルマー
沈められた野望(上)沈められた野望(上)
第二次世界大戦でアメリカが誤って撃沈したとされる補給船大阪丸。だがこの船にはアジア諸国から収奪された巨額の金が極秘に積みこまれていた。いまこの黄金が引き揚げられると、各国経済は大打撃を受けかねない。所有権の問題と引揚げの是非をめぐって各国の国際戦略がからみ合い、南シナ海は緊張に包まれた。長編海洋スパイ小説の傑作。
沈められた野望(下)沈められた野望(下)
世界の金相場を壊滅しかねぬほどの膨大な黄金を積んで沈んだ「大阪丸」。その測り知れない財宝を、3人の男の、どす黒い野望が狙っていた。国益よりも自分の利益が優先のCIAコンサルタント、日本財界の大物、台湾の将軍。舞台はラングレー、丸の内、基隆の軍港、さらに海中深くに目まぐるしく移動し、国際緊張は一気に高まっていく。
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