著者 : ハインリヒ・クラウレン
ドイツの古城、 妖精の森へようこそ 『フランケンシュタイン』「吸血鬼」を生んだーーそのきっかけの書。 幽霊の花嫁、妖精の女王、死の舞踏、魔法の鏡、七里靴…… 初期英国ゴシックがドイツの深い森の伝説と結びつき、中世を再発見しドイツ・ロマン派となり花開く。 1816年夏スイス・レマン湖畔ーー バイロン卿、ジョン・ポリドリ、のちのシェリー夫妻らが無聊をなぐさめるために思いついたのは、本書の仏語版『ファンタスマゴリアーナ』の朗読。 大いに震撼させられた4人は、一篇ずつ怪奇譚を書こうと思いつく……。 いわゆる「ディオダティ荘の怪奇談義」であるーー かくして、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』とポリドリ「吸血鬼」が生まれ、ゴシックの本場英国に逆輸入される。 『ファンタスマゴリアーナ』に収録された作品を中心に、ドイツ語原書から、オペラで名高い「魔弾の射手」など厳選の恐怖小説を加えた15篇。 グリム兄弟と同時代、E.T.A.ホフマンにも影響を与えた伝説の幽霊アンソロジーの全貌が明らかに。 美麗函入り。 【目次】 まえがき フリードリヒ・ラウン 魔弾の射手 ヨハン・アウグスト・アーペル 先祖の肖像画 ヨハン・アウグスト・アーペル 髑髏 フリードリヒ・ラウン 死の花嫁 フリードリヒ・ラウン 幽冥界との交感 フリードリヒ・ラウン 亡き夫の霊 フリードリヒ・ラウン 灰色の客間ーー文字通り本当にあった話 ハインリヒ・クラウレン 黒の小部屋 ヨハン・アウグスト・アーペル 灰色の客間〔続〕 ハインリヒ・クラウレン 理想 フリードリヒ・ラウン 花嫁の宝飾 ヨハン・アウグスト・アーペル 逸話三篇 ヨハン・アウグスト・アーペル 一 幽霊の城 二 霊の呼ぶ声 三 死の舞踏 クララ・モンゴメリーーー聖**ゲの騎士の手稿より ヨハン・アウグスト・アーペル あとがき ヨハン・アウグスト・アーペル ✺ 附録 序文(フランス語版『ファンタスマゴリアーナ』) 序(英語版『死の物語集』) 訳者解説 まえがき フリードリヒ・ラウン 魔弾の射手 ヨハン・アウグスト・アーペル 先祖の肖像画 ヨハン・アウグスト・アーペル 髑髏 フリードリヒ・ラウン 死の花嫁 フリードリヒ・ラウン 幽冥界との交感 フリードリヒ・ラウン 亡き夫の霊 フリードリヒ・ラウン 灰色の客間ーー文字通り本当にあった話 ハインリヒ・クラウレン 黒の小部屋 ヨハン・アウグスト・アーペル 灰色の客間〔続〕 ハインリヒ・クラウレン 理想 フリードリヒ・ラウン 花嫁の宝飾 ヨハン・アウグスト・アーペル 逸話三篇 ヨハン・アウグスト・アーペル 一 幽霊の城 二 霊の呼ぶ声 三 死の舞踏 クララ・モンゴメリーーー聖**ゲの騎士の手稿より ヨハン・アウグスト・アーペル あとがき ヨハン・アウグスト・アーペル ✺ 附録 序文(フランス語版『ファンタスマゴリアーナ』) 序(英語版『死の物語集』) 訳者解説