著者 : パオロ・ジョルダーノ
タスマニアタスマニア
地球の環境問題が深刻なのに、個人的な不妊治療で悩む僕。逃げるように参加した気候変動会議で会った物理学者とは、世界の終末に逃げるならタスマニアだと話した。そして僕は、何かに駆られて広島と長崎ヘ取材に来た。『コロナの時代の僕ら』の著者、新作小説
天に焦がれて天に焦がれて
毎年夏休みを過ごす祖母の家で、14歳のテレーザは共同生活を営む少年3人と出会い、その中の一人と恋に落ちた。4人の友情は永遠と思えた。だが数年後、その少年が他の少女を妊娠させたと知りーー。『コロナの時代の僕ら』の著者が描く、男女4人の愛憎の物語
兵士たちの肉体兵士たちの肉体
灼熱の大地の真ん中、アフガニスタンの紛争地域に派兵されたイタリア軍の若き兵士たち。危険ではあるが、たった数カ月の任務のはずだった。故郷から逃げだしてきた者、ひとりぼっちの母親を残してきた者、妊娠した女を残してきた者、オンライン上の仮想恋人に依存する者…それぞれの事情を抱え、孤独を噛みしめ、性をもてあます彼らの中には、愛情と憎しみが芽生えつつあった。そして、ようやく任地に慣れてきた頃、その後の人生を大きく変えることになる、忘れえぬ出来事が起こったー。砂漠への強行軍にのぞんだ若者たちは、何を見たのか?世界的ベストセラー『素数たちの孤独』の著者が紡ぐ、21世紀の新しい戦争文学。
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