著者 : ピーター・ウォレン・シンガー
中国軍を駆逐せよ!(上)中国軍を駆逐せよ!(上)
共産党支配からより少数独裁的な「董事会」体制に変わった中国は、2026年、マリアナ海溝近辺でガス田を発見、太平洋支配へと動きだした。密かに同盟を結ぶロシアが嘉手納基地を急襲したのに続いて、中国はパナマ運河を通行不能にし、真珠湾で米軍艦船を爆破、太平洋艦隊にも大打撃を与え、オアフ島に上陸してハワイを統治下に置くことにー。中国のサイバー攻撃によりハイテク機器が使えないアメリカは、ハッキングの影響を受けない、現役を退いた旧い艦艇からなる「幽霊艦隊」でハワイ奪還を目指すがー。
中国軍を駆逐せよ!(下)中国軍を駆逐せよ!(下)
中国統治下のオアフ島では、中国人兵士が正体不明の犯人に連続して殺される事件が起き、また、米海兵隊生き残りメンバーたちも爆弾による抵抗を試みていた。本土でもウォルマートが全面協力して3Dプリンターによる武器製造を開始、世界で7番目の金持ちである貴族かぶれの富豪も、奇抜な方法による中国宇宙ステーション乗っ取りを計画する。そんな中、「幽霊艦隊」にいたミサイル駆逐艦“ズムウォルト”が最新の武器を装備して中国との決戦に出発するが…。今もっともリアルな戦争の行方はー?
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