著者 : ピ-タ-・アクロイド
魔の聖堂魔の聖堂
ロンドンに今も残る、異様な様式の七つの教会で発生した連続殺人。捜査にあたるホークスムア警視正の前に立ちはだかるのは、十八世紀の建築師ニコラス・ダイアーが仕掛けた「謎」-過去と現在を二つの文体で往復しながら読者を迷路に誘い込み、イギリス読書界を慄然とさせた現代の「言葉の魔術師」ピーター・アクロイドの最高傑作。
オスカ-・ワイルドの遺言オスカ-・ワイルドの遺言
1900年、夏。孤独と貧窮のなか、パリの安ホテルの一室で、オスカー・ワイルドはひたすら日記を書きつづけた。華やかな栄光と恐るべき破減に彩られた自らの運命をいまいちど甦らせるために-。人生の終局に立ち、地獄をみた男ワイルドがここに遺そうとしたものはいったい何か?爛熟の19世紀末を代表する作家の、死にいたる最後の日々を、濃密に、鮮やかに描ききった傑作小説。サマセット・モーム賞受賞作。
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