著者 : フィリップ・フリードマン
合理的な疑い(上)合理的な疑い(上)
不仲だった息子を殺され、父親として何もしてやれなかったことを悔む弁護士ライアンに意外な依頼が舞い込んだ。殺害容疑者である息子の妻ジェニファから弁護してくれと頼まれたのだ。彼女は無実を主張していたが、事件の直前に息子と口論しており、有罪であることはまず問違いない。だが、ジェニファが息子の赤ん坊を宿していることを知ったライアンは、わが子を殺したかもしれない女の弁護を引き受けることを決意する。
合理的な疑い(下)合理的な疑い(下)
ジェニファの有罪を示す証拠が続出し、弁護側の旗色はわるくなる一方だった。そんな折、ライアンとジェニファは何者かから狙撃される。一命はとりとめたが、彼女は腹部に弾丸を受け、赤ん坊は即死。ライアンは彼女を弁護する理由を失ってしまった。だが彼は無実を叫び続ける彼女に心を動かされ、弁護し続ける。果たして彼女は無実なのか。ライアンは無罪を勝ち取れるのだろうか。全米ベストセラーの法廷サスペンス。
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