著者 : フィリップ・ローゼンバーグ
ブロンクス怒りの街(上巻)ブロンクス怒りの街(上巻)
憤怒と憎悪が渦巻く荒廃した街、ブロンクス。その一角にあるラガーディア中学校で、黒人刑事による黒人生徒射殺事件が発生した。すでに死亡していた少女とともにトレーニングルームに立てこもっていた少年の動機は?刑事の正当性を主張する警察と、事なかれ主義を決め込む市当局を横目に、教え子を眼前で殺された教師ヒリヤーは真相糾明に立ち上がる。社会派小説の巨編、登場。
ブロンクス怒りの街(下巻)ブロンクス怒りの街(下巻)
射殺された生徒が遺した詩にこめられたメッセージとは何か?そして死んでいた少女はなぜ下着を着けていなかったのか?必死に真相を探る教師ヒリヤーに、射殺した当人であるフランクス刑事も力を貸す。緊迫の度を加える中学校ではまたも生徒が殺害され、同級生たちが次々と拘引されていく。激情の塊となった生徒たちと警官隊が衝突するなか、ヒリヤーは真実に向かって疾走する。
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