著者 : ペペロン
開戦の火蓋が切られた“聖戦”。魔導皇国は神聖ヴァイス王国の策により劣勢を強いられていた。戦線を押し上げるためアリシアと魔王・アルベルトが出陣する。しかし、戦場を駆けるアリシアの前に早くも敵将のイルミナが現れた!!
『狂血公爵』アリスティード・ロジェ・ド・ガルブレイスの求婚を受けた『悪食令嬢』メルフィエラ・マーシャルレイド。ガルブレイス領での生活にも馴染んできたメルフィエラが、ついに魔物討伐にも参加することに!その理由はー母と食べた想い出のある百足蟹の討伐が行われると知ったから。一方、ガルブレイス領の根幹を為す、各地域の砦長たちは主の婚約者に興味津々。母との思い出の味をロジェとともに味わいたいーそして獲れたてを、釜茹でに…!コミックも大人気、異食の魔物食ファンタジー、第3弾!
聖女として王国を守ってきたアリシアは、 ある日、婚約者である王子と浮気相手に嵌められ、 冤罪で投獄され、公開処刑されてしまう。 人々の悪意に絶望したアリシアは最後に願うーーこんな国、滅んでしまえば良い、と。 しかし、処刑されたはずのアリシアは、戦争状態にあった魔王によって生き返らされる。 しかもその身には、聖女の力に加えて闇属性魔法まで宿していた。 ──あはっ、これで王国軍を皆殺しにできる これは処刑台から蘇った聖女が、魔王と手を組んで王国を滅ぼさんとする復讐譚である。
『狂血公爵』アリスティード・ロジェ・ド・ガルブレイスの求婚を受けた『悪食令嬢』メルフィエラ・マーシャルレイド。 正式に婚約者となった二人は、ガルブレイス公爵領へと空の旅ーー道中で魔鳥の大群に襲われたりはしたがーーを楽しみながらガルブレイス領の中心都市ミッドレーグへと到着する。 そこでメルフィエラを待っていたのは、魔物と戦う最前線の人々にふさわしい荒々しくも温かい歓迎だった。 なれない場所でも奮闘するメルフィだが、魔鳥に襲われていた『天狼』の赤ん坊をアリスティードが保護したことから大騒動が巻き起こりーー! 異食の魔物食ファンタジー、第2巻!
伯爵令嬢メルフィエラには、異名があった。 毒ともなり得る魔獣を食べようと研究する変人ーー悪食令嬢。 遊宴会に参加するも、突如乱入してきた魔獣に襲われるメルフィエラを助けたのは 魔獣の血を浴びながら不敵に笑うガルブレイス公爵ーー人呼んで、狂血公爵。 血にまみれた姿を意に介さないどころか 魔獣の血は身体に悪いと自らを案じるメルフィエラに興味を持ち、公爵は尋ねる。 「魔獣に詳しいのか?」 「私は魔獣というよりは、食物に興味があるのです」 「食物、だと? お前にはこの魔獣が食物に見えるというのか」 「はい、もちろんです。食べるからには美味しくいただきたいですから!」 「なるほど、悪食令嬢とは言いえて妙だが、やはり噂は当てにならぬものだ」 メルフィエラの趣味に興味を持ったガルブレイス公爵は思わぬことを言い出してーー! 異食の魔物食ファンタジー、開幕!