著者 : ボリス・レオニードヴィチ・パステルナーク
ドクトル・ジバゴ(上巻)ドクトル・ジバゴ(上巻)
凋落しつつある資産階級に生まれ、母の死後、モスクワの親戚宅に引き取られたユーリィ・ジバゴは医者を志していた。一方、ロシヤに帰化したフランス人の娘ラーラは母の愛人との泥沼の関係を断ち切り、新しい生活を築こうとしていた。やがて人人に第一次世界大戦とロシヤ革命の波が襲いかかるー。動乱の時代を背景に波瀾の運命が待ち受けるジバゴとラーラの青春を描く。
ドクトル・ジバゴ(下巻)ドクトル・ジバゴ(下巻)
革命後の混乱を避け、ワルイキノへ逃れたジバゴ医師はラーラと宿命的な再会を果たす。身も心もラーラにのめり込んでいくジバゴだが、運命は二人を遠ざけていく。やがて全てに失望したジバゴはモスクワに隠棲し、〈ジバゴ詩編〉を残して狂気の内に死をを迎える。美しいラブ・ストーリーに様々なシンボルをちりばめ、普遍的な倫理と思想を織り込んだ20世紀最大の大河ロマン。
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