小説むすび | 著者 : ポーラ・マーシャル

著者 : ポーラ・マーシャル

運命の逆転運命の逆転

財産も美貌もない私を見つめる彼の瞳。 いったい、何が映っているの? 平凡な容姿のスザンナは4年前に婚約を破棄されたのを境に、 継父に財産を奪われたあげく、行き遅れとして厄介払いされた。 今、彼女はロンドンで令嬢の付き添いをして生計を立てていたが、 令嬢の婚約を機にまた新たに働き口を探さなければならなかった。 そんなある日、スザンナは何者かによって誘拐されてしまう! 一文無しの私をさらうなんて、いったい何が目的なの? 連れていかれた豪壮な屋敷で待っていたのは大富豪ベンジャミン・ウルフ。 漆黒の髪に冷たい灰色の瞳の彼は、その名のとおり狼のような男性だ。 先日、舞踏会で私のことをじっと見つめていた社交界の寵児だわ……。 だがスザンナはまだ知らなかったーー令嬢と間違われて誘拐されたとは! 「気が変わった」と婚約者に捨てられ、転落人生を余儀なくされたヒロイン。一方、人違いで彼女をさらってきてしまったヒーロー。ヒロインの哀れな運命は、彼との出逢いによって、はたして逆転するのでしょうか? 珠玉のシンデレラ・リージェンシーをぜひ!

愛の革命愛の革命

白い結婚が幕を閉じてから、 初めて本当の愛を知ったのに……。 ダイアナは17歳のとき、両親に借金の形として老公爵へ差し出され、 以来白い結婚を続けてきたが、夫亡き今は社交界で噂の的だ。 “跡取りを産まなかった”“むこうみず”と後ろ指を指されても、 彼女は臆することなく社交を楽しんだーー 嘆くな、これからは自由に生きろ、という老公爵の遺言に従って。 貴族もそうでない者も男は皆、この若き貴婦人のあとを追いかけたが、 彼女が惹かれたのはただ一人、准男爵ネヴィルだけだった。 まじめで堅物との評判に反して、そつない会話と華麗なダンスで ダイアナを魅了したネヴィルはしかし、彼女の前評判に眉をひそめていた。 鼻の下を伸ばした求愛者リストなんぞに、我が名を連ねてたまるか! 道楽三昧で身を滅ぼした父と同じ轍は踏むまいと心に誓って生きるネヴィル。そんな彼らしく、噂の貴婦人ダイアナと出会い、美しいだけではない魅力にほだされそうな自分を戒めます。その忍耐も、いつまでもつことやら……。珠玉のリージェンシー・ロマンス!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP