著者 : マギー・オファーレル
ルクレツィアの肖像ルクレツィアの肖像
ルネサンス期に実在したメディチ家の娘ルクレツィア・ディ・コジモ・デ・メディチ。わずかな記録のみが残る彼女の「生」を、『ハムネット』の著者が力強く羽ばたかせる。イギリス文学史に残る傑作長篇。
ハムネットハムネット
1580年代のイギリス、ストラトフォードに3人の子を持つ夫婦がいた。夫は舞台の仕事でロンドンに出たまま不在、子どもたちと義父母と同居する妻のアグネスは、鷹匠の技を持ち、薬草や民間医療に詳しく、不思議な能力を持った女性であった。ある日、娘のジュディスが高熱を出しペストに罹る。必死に看病するアグネスと双子の兄ハムネット。だがその努力も空しく…。わずかに残された史実から、シェイクスピアの妻を全く新しい姿で描き、イギリスで喝采を浴びた歴史小説。英女性小説賞、全米批評家協会賞受賞作。
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