著者 : マチバリ
1つめの聖地を巡礼し、余命わずかどころかどんどん血色がよくなっていくプラティナ。どうやら彼女を虐げていた女王レーガによる「呪い」が体調不良の原因だったようで…一方、彼女に対する感情に気づき戸惑うアイゼンは守り切る覚悟を決める。2つめの聖地で変身が可能になったアンバーやギルドから命を受けたノースも加わり、プラティナを取り戻そうと必死な女王に立ち向かうことに。「君が俺を助けてくれたみたいに、俺が今度は君を助ける」守りたい男たちと、王女としての使命を果たそうとする聖女の物語は急加速!?
王国随一の資産を有する男爵家の跡取り娘で、国内の有力貴族子女が集うエーデル学園に通うパトリツィア・レッジと護衛兼従者のロルフ・シュタレイン。パトリツィアが推しに愛と情熱と莫大なお金を貢ぐ日々を送る中、王子アルドを巡り彼女の最推し・シェイラとベル家の令嬢・レジーが揉めている場に遭遇する。レジーの態度に違和感を覚えたパトリツィアはベル家の周辺の土地を買い占めたり、レジーの身辺調査をしたりすることに。すると、ベル家が王子の傀儡政権の樹立を画策していることが発覚して…。「すべては推しのため」を信念に富豪令嬢がお金ですべてを解決する推し活ファンタジー。
「お元気にしておられますか?」-ある男爵令嬢を虐げた罪で、王太子から婚約破棄され国を追われた公爵令嬢のリーナ。5年後、平穏な日々を過ごしていた王太子の元にリーナから手紙が届く。過去を忘れたかのような文面に王太子はなにを今更!と憤る。時を同じくして王太子妃となった男爵令嬢、親友だった伯爵令嬢、王太子の護衛騎士にも手紙が届く。怯え、蔑み、喜び…思惑は違えど、手紙を機に彼らはリーナの行方を探し始める。しかし誰も知らなかった。それが崩壊の始まりだということをー。これは1通の手紙がもたらす、ある破滅の物語。
幼いころから聖女の役目を押しつけられ、神殿で孤独に生きていた病弱な王女プラティナ。過酷な生活のせいで「余命わずか」と宣告されたのち、聖女の地位と婚約者を奪われ、「聖地巡礼」という名目で国を追放される。厄介払いとして旅の従者を押し付けられた黒騎士アイゼンもまた、不条理な呪いに犯されていた。不運な二人の旅は前途多難…かと思われたが、余命わずかだったはずのプラティナはなぜか日々健康になっていく。しかも行く先々で聖なる力で問題をさくっと解決し、いつの間にか『奇跡の聖女』噂になってしまい…?無自覚聖女と不愛想黒騎士のチート巡礼旅!
伯爵家の庶子で神殿に仕える聖女ジゼラは、大事な異母妹が横暴で女好きと噂される「極悪王子」アーロンの婚約者候補に選ばれたと知らされ、妹を守るため身代わりとして登城することに!ついでに、とある事情から聖女と伏せたままアーロンに処女を奪ってもらおうと画策!無事アーロンに抱かれることに成功したジゼラだったが…。なぜか彼に気に入られ、愛玩動物ならぬ「愛玩聖女」として囲われることにー。噂通り俺様で我が侭なアーロンに振り回される日々を送るうち、彼が実は意図的に悪人ぶっていることにジゼラは気がつく。本当の姿を知れば知るほど、アーロンに惹かれていくジゼラだが、彼には「大切な人」と共にいられない深刻な理由があって…!?2022eロマンスロイヤル大賞金賞受賞作。
「処刑は明日の正午だ。ここで、これまでの人生を悔いるといい」突然処刑を言い渡された私は気がついた。自分がドハマリしていた乙女ゲーム『ゲーテンベルグの白百合と黒薔薇』の悪役令嬢フェルリナになっていることに!そして処刑を宣告したのは最推しキャラのアルフリートだということに!さらに思い出す。自分が全スチルを回収できていないことに…!「私を裏庭に連れてって!!今なら告白スチルを生で回収できるから!!お願い!!どうせ死ぬならスチルを生で拝ませてよぉぉ!!」「裏庭にだけなら連れて行ってやる!わかったから少し黙れ!!」イベントスチルの回収に執念を燃やすフェルリナの熱意は、処刑回避に繋がるのか!?もう遅くない、まだ間に合う!?爆走ヒロインによるタイムアタックラブコメディ、スタート!