著者 : マチバリ
「あのじゃじゃ馬〜〜!」今日も今日とて執事・奥田の叫びがこだまする。ショッピングモールでの買い物中に仕えている京佳お嬢様がいなくなってしまったのだ。名門金子家のご令嬢の身に何かあってはいけないと、心配の絶えない奥田の気持ちを知ってか知らずか、お嬢様は気ままに買い物を楽しんでいた。その姿を見、たまには自由を楽しまれてもいいかと、お嬢様から離れて見守ることにした奥田。しかしカメラを抱えた黒ずくめの男が二人の後を付いてきていて……もしやお嬢様を狙うストーカー!? お嬢様の楽しい日常を守るべく、執事・奥田の静かなる奮闘が始まった! --この他、お嬢様が結婚情報誌をお読みになってる!? お嬢様が迷い犬を拾ってきた!? 自由なギャルお嬢様に振り回される執事の騒がしい日常を描いたノベライズ登場。
ドワイト男爵家の令嬢エレンは、厳格な祖母に容姿が似ているからという理由で両親に愛されず、家の仕事を手伝いながら使用人同然の生活を送っていた。 ある日「お前の結婚が決まった」と突然父に告げられ、親ほどに年の離れたアドレット伯爵家に追い出されるように嫁ぐことになったエレン。嫁ぎ先で女主人として振る舞うことを命じられた彼女は、伯爵家一人息子のアンドリューに反発され孤独を感じながらも、邸内の管理と息子の養育、事業の監査などを見事にやり遂げた。 だが伯爵亡き後、アンドリューが結婚するため自分を追い出そうとしているという噂を耳にし、ショックを受けた彼女は、何もかも捨てて自分の幸せを掴むため家を出ていくことを決意するーー。
「お嬢様、覚悟してください」 巫女のレティーシャが嫁ぐことになったのは『狂犬』と名高い公爵様。 その正体は、レティーシャが貴族だった子供の頃、わがままの限りに虐げてきた元使用人のヴィンセントだった! ……きっとひどい復讐をされるんだわ! そんなレティーシャの思いとは裏腹に、毎夜、彼から注がれる甘美な愛に、レティーシャは抗うこともできず溺れていく。 「俺から逃げられると? あなたは俺の妻だ!」 これは復讐、それとも愛? ヴィンセントの真の目的とはーーあぶない公爵様の重たい愛に悶える、偏愛ラブファンタジー! 【編集担当からのおすすめ情報】 ときに狼のように、ときに仔犬のように、 様々な表情を見せる公爵様の愛に溺れてください。
アイゼンやノースに守られながら巡礼の旅を続けるプラティナ。ついに最後の聖地を目指すことになるが……
令嬢レリッサは処刑台にいた。享楽主義の婚約者、欲深い継母、フレネミーな親友ーー。才あるレリッサを利用した者たちに裏切られ「悪女」として罪なき罪を着せられた彼女の人生は幕を閉じた。 しかし次に目を覚ますと、時は半年前に戻っていた。そしてレリッサの手中には真実を鮮明に記録する一冊の手帳が。「あなたたちが私を悪女と呼んだのだから、私は悪女になってさしあげる」-- 従順で健気なレリッサはもういない。彼女の大きな秘密を知らない愚者たちの破滅の物語が静かに幕を開ける…!【大人気作家マチバリ、待望の書下ろし新作!】
1つめの聖地を巡礼し、余命わずかどころかどんどん血色がよくなっていくプラティナ。どうやら彼女を虐げていた女王レーガによる「呪い」が体調不良の原因だったようで…一方、彼女に対する感情に気づき戸惑うアイゼンは守り切る覚悟を決める。2つめの聖地で変身が可能になったアンバーやギルドから命を受けたノースも加わり、プラティナを取り戻そうと必死な女王に立ち向かうことに。「君が俺を助けてくれたみたいに、俺が今度は君を助ける」守りたい男たちと、王女としての使命を果たそうとする聖女の物語は急加速!?
王国随一の資産を有する男爵家の跡取り娘で、国内の有力貴族子女が集うエーデル学園に通うパトリツィア・レッジと護衛兼従者のロルフ・シュタレイン。パトリツィアが推しに愛と情熱と莫大なお金を貢ぐ日々を送る中、王子アルドを巡り彼女の最推し・シェイラとベル家の令嬢・レジーが揉めている場に遭遇する。レジーの態度に違和感を覚えたパトリツィアはベル家の周辺の土地を買い占めたり、レジーの身辺調査をしたりすることに。すると、ベル家が王子の傀儡政権の樹立を画策していることが発覚して…。「すべては推しのため」を信念に富豪令嬢がお金ですべてを解決する推し活ファンタジー。
「お元気にしておられますか?」--ある男爵令嬢を虐げた罪で、王太子から婚約破棄され国を追われた公爵令嬢のリーナ。5年後、平穏な日々を過ごしていた王太子の元にリーナから手紙が届く。過去を忘れたかのような文面に王太子はなにを今更!と憤る。時を同じくして王太子妃となった男爵令嬢、親友だった伯爵令嬢、王太子の護衛騎士にも手紙が届く。怯え、蔑み、喜び…思惑は違えど、手紙を機に彼らはリーナの行方を探し始める。しかし誰も知らなかった。それが崩壊の始まりだということをーー。これは1通の手紙がもたらす、ある破滅の物語。 ベリーズファンタジーがお届けする【極上の大逆転】シリーズ第1弾!
幼いころから聖女の役目を押しつけられ、神殿で孤独に生きていた病弱な王女プラティナ。 過酷な生活のせいで「余命わずか」と宣告されたのち、聖女の地位と婚約者を奪われ、「聖地巡礼」という名目で国を追放される。 厄介払いとして旅の従者を押し付けられた黒騎士アイゼンもまた、不条理な呪いに犯されていた。 不運な二人の旅は前途多難……かと思われたが、余命わずかだったはずのプラティナはなぜか日々健康になっていく。 しかも行く先々で聖なる力で問題をさくっと解決し、いつの間にか『奇跡の聖女』と噂になってしまい……? 無自覚聖女と不愛想黒騎士のチート巡礼旅!
伯爵家の庶子で、十歳から神殿に仕える聖女ジゼラは、大事な異母妹が横暴で女好きと噂される「極悪王子」アーロンの婚約者候補に選ばれたと知らされ、妹を守るため身代わりとして登城することに! ついでに、彼女自身の事情で聖女の立場から逃れるため、聖女と伏せたままアーロンに処女を奪ってもらおうと画策! 思っていた形とは多少違ったものの、無事アーロンに抱かれることに成功したジゼラだったが……何故か彼に気に入られ、愛玩動物ならぬ「愛玩聖女」として囲われることにーー。 噂通り俺様で我が儘なアーロンに振り回される日々を送るも、共に過ごすうちにアーロンが意図して悪人ぶっていることにジゼラは気がつく。 「極悪王子」の本当の姿を知れば知るほど、アーロンに惹かれていってしまうジゼラ。でも、アーロンには「大切な人」と共にいられない深刻な理由があった……!? ワケアリ俺様王子×ワケアリ聖女の異世界ラブロマンス!
「処刑は明日の正午だ。ここで、これまでの人生を悔いるといい」 突然処刑を言い渡された私は気がついた。 自分がドハマリしていた乙女ゲーム『ゲーテンベルグの白百合と黒薔薇』の悪役令嬢フェルリナになっていることに! そして処刑を宣告したのは最推しキャラのアルフリートだということに! さらに思い出す。自分が全スチルを回収できていないことに……! 「私を裏庭に連れてって!! 今なら告白スチルを生で回収できるから!! お願い!! どうせ死ぬならスチルを生で拝ませてよぉぉ!!」 「裏庭にだけなら連れて行ってやる! わかったから少し黙れ!!」 イベントスチルの回収に執念を燃やすフェルリナの熱意は、処刑回避に繋がるのか!? もう遅くない、まだ間に合う!? ファンタジーラブ&コメディストーリー、スタート!