著者 : マルセラ・ベル
月夜の秘密の授かり物月夜の秘密の授かり物
輝く褐色の肌、神秘的な琥珀色の瞳…なんて素敵な人なの。リタは新しい顧客の異国の皇太子ジャグに一瞬で心を奪われた。近く彼の国で開かれる国際的な展示会にリタは興味を持っており、ぜひ参加したいと彼に懇願するが、驚くべき交換条件を出された。即位の際に、完璧なお后を迎えて国民の支持を高める必要がある。そのために期限付きで僕と結婚してほしい、というのだ。舞い上がったリタは受諾する。だが結婚式を終え、月夜の砂漠で夢のような一夜を過ごしたあと、なぜかジャグは冷淡になった。私は嫌われたの?不安を抱えるリタに妊娠の兆候が表れて…。
百合の公爵と眠れる聖母百合の公爵と眠れる聖母
貧しく美人でもないジェナは長年働く王宮で疎外感に悩んでいた。公爵セバスチャンが彼女に興味を持ち、近づいてくるまでは。彼は国王とも親しいらしい。つまりは権力者だ。しかしセバスチャンの誘惑を愛と勘違いし、純潔を捧げた直後、国王にその関係を知られて、ジェナは王宮から追放されてしまう。失意の中、実家に戻り、ベッドで眠りについていたときだった。突然、闇の中からセバスチャンが現れ、ジェナは飛び起きた。どういう手段を使ったのか、公爵は彼女の妊娠を知っていた。そして、ジェナは夜明けが来る前に彼の屋敷へ連れ去られた…。
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