著者 : マーク・グリーニー
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる凄腕の暗殺者ジェントリー。彼の乗るジェット機がイギリスの空港で襲撃され、CIAが捕らえた銀行家が連れ去られた。CIAに依頼され、グレイマンは銀行家を追う。一方、アメリカでは、元SVR(ロシア対外情報庁)将校のゾーヤが保護されている秘密施設が襲撃を受けた。ある目的のため、彼女はこの機に逃走する。やがてふたつの襲撃事件が関連していることが明らかになるが…。
グレイマンの追う銀行家は、CIA内部に潜む情報提供者を突き止める鍵となる人物だった。彼はロンドンでゾーヤと遭遇し、二人は互いに目的を告げる。その頃、情報提供者の雇い主で、ふたつの襲撃を命じた男は、英米に報復する大規模な陰謀を進めていた。やがてグレイマンとゾーヤは恐るべき陰謀の実体を知り、それを阻止すべく行動を開始する。だが行く手には強力な敵が!興奮と感動の冒険アクション小説。
「死のカルト集団」イスラム国(IS)のテロがアメリカ全土で勃発する。エルサルバドルで訓練を受けた“細胞”たちが蠢き始めたのだ。ワシントンDC圏、フロリダ、ラスヴェガス、ニューヨークと、各地で軍人や政府職員らが次々と毒牙にかかる中、“ザ・キャンパス”工作員は、テロ攻撃の元となった機密情報源であるルーマニア人を突き止めた。この人物の動向を監視するため、工作員は現地へと向かう。
忍び寄る危機を察知したルーマニア人ダルカは中国人の追っ手から逃亡を図るが、彼を見張っていた“ザ・キャンパス”要員も巻き込み大乱戦に。一方、IS聖戦戦士はシカゴでの大虐殺を成功させた後、ワシントンDCで大規模テロを実行しようとしていたが、“ザ・キャンパス”はジャック・ライアン・ジュニアを囮にする奇策に出る。彼らは陰謀に係わる悪党3人に正義の鉄槌を下すことができるのか?
アメリカ政府の機密情報が筒抜けになっているとしか思えない不可解な事件が続発する。米国内ではロシア海軍と交戦した駆逐艦艦長が居場所を突き止められて襲われ、イランでは諜報活動に従事する情報機関員が正体を暴かれ拘束される。一連の疑惑に繋がる壮大かつ複雑な陰謀が着々と準備される中、“ザ・キャンパス”工作員は機密情報が北朝鮮当局者に渡るのを阻止するためジャカルタに向かう。
オンライン詐欺で捕まり、出獄したルーマニア人ダルカは、ネット調査会社に勤めたが、インドの会社のシステムから手に入れたデータが途方もない「金鉱脈」だと気付く。それを使ってスパイの洗い出しを依頼した中国情報機関のダミー会社の意向をよそに、彼はこれからターゲット情報を作り闇ウェブで売り捌くことにした。すると、アメリカ人の極秘情報を物色する謎の組織が接触してきて…。
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、パリにあるシリアの亡命者組織から仕事を依頼された。それは、シリアの独裁者アッザムの愛人ビアンカを拉致することだった。彼女が握る機密情報を公表し、独裁政権を倒そうというのだ。予期せぬ勢力から襲撃されるが、拉致は成功した。だが、ビアンカの協力を得るには、彼女とアッザムの間にできた愛する息子を、シリアから連れ出さなければならなかった。
ビアンカの息子を連れ出すため、グレイマンは民間軍事会社の傭兵となり、シリアへ潜入する。だが、政府軍や親政府私兵団、反政府勢力が入り乱れる内戦下のシリアは、地獄そのものだった。彼は戦場で激闘を繰り広げつつ、彼女の息子に接近する計画を進める。一方フランスでは、元外人部隊兵士を結集した亡命者組織の隠れ家にビアンカの命を狙う一団が!サスペンス溢れる展開と凄絶な戦闘ー冒険アクション小説の最高傑作。
カリブ海の小島で妻子を人質に取られたオーストラリア人トレーダーは、巨額の資金洗浄に加担せざるを得なくなるが、そこに思いがけない救いの手が…。一方、日に日に戦争勃発の危機が迫り、ジャック・ライアン大統領は手持ちの駒をリトアニアに配置し陸上戦に備える。だが、その矢先、バルト海航行中のタンカーがロシア原潜の魚雷で沈没、米ミサイル駆逐艦は全速力で同海域へと向かった。
遂に戦いの火蓋は切られた!ロシア特殊部隊がリトアニアの空港制圧を企て、戦車部隊も国境を超えてきた。現地に駐屯中の米海兵隊は兵力こそ劣っていたが、電子情報を武器に応戦する。欧州の心臓部ブリュッセルでも無差別殺戮が起こり、その兆候を感知した“ザ・キャンパス”工作員はテロリストたちに立ち向かう。すべての陰謀が潰えた時、露大統領に下された運命とは…。圧巻の結末。
ロシアのヴォローディン大統領は、ある陰謀を胸に秘めて、バレンツ海に出航する原潜を見つめていた。原油価格の暴落による経済危機を脱し、さらに自らの資産隠匿のため、これから大博打を打つのだ。バルト海の小国リトアニアのガス貯蔵所爆破を皮切りに事件が続発する中、米極秘情報組織“ザ・キャンパス”工作員は悪の影を追う。最新国際情報を盛り込んだジャック・ライアン・シリーズ新展開!
最新技術が犯罪組織に悪用されることはよくある。ビットコインがロシア権力中枢から注目されたのも、デジタル通貨が不正蓄財を国外に移す最適な決済手段だからだった。しかも電子取引は世界中でできる。資金洗浄の摘発が難しいカリブ海のオフショア金融センターにロシア人諜報員が向かった理由は?狙いを突き止めるため、“ザ・キャンパス”工作部長クラークは南海の孤島に乗り込む…。
対テロ民間極秘組織“ザ・キャンパス”工作員ドミニク・カルーソーは、インドで元イスラエル特殊工作員ヤコビの家に居候し、格闘術を学んでいた。だが、訓練中に正体不明の暗殺部隊に襲われ、一家は皆殺しになった。ヤコビが狙われたのは、ワシントンのエリート政府職員が情報開示団体に漏らした匿名リークが原因だった。九死に一生を得たドミニクは復讐の念に燃え、犯人の追跡を開始する。
機密情報を漏らした国家安全保障会議職員ロスはFBIに追われ、情報開示団体“国際透明性計画”代表のスイス人女性に助けを求めた。データを執拗に狙うイスラム過激組織、ロシア特殊部隊、そして、スイス人女性にも裏の繋がりが。パナマからスイス、アルプスを越えてリビアへ逃亡を続けるロスを追いながら、ドミニクは機密漏洩阻止に孤軍奮闘する。迫真白熱の冒険インテリジェンス巨編!
北朝鮮の若き指導者はアメリカの臨検でICBMの部品を押収されたことに激怒し、ジャック・ライアン大統領の暗殺を企てる。その計画はライアンのメキシコ訪問中に地元の麻薬カルテルとイラン人爆弾製造専門家を使って進めることに。一方、米情報機関は北朝鮮のレアアース鉱山に関する情報収集のため、スパイを送ることを決断。中国系アメリカ人のCIA工作員が潜入するが…。
メキシコに到着したジャック・ライアン大統領。彼を乗せた大型リムジンの車列が、建設中の駐車場ビルにさしかかった瞬間、耳をつんざく凄まじい爆発音が轟き、濃い灰色の煙が、全てを包み込んだー。折しも、アメリカの情報機関は北朝鮮のある重要人物が、中国への亡命を望んでいることを知る。潜入していたCIA工作員が、その人物と接触するが。国際インテリジェンス巨編、完結!
北朝鮮が何の前触れもなく、最新鋭のICBM・銀河3号を日本海に向けて発射し、世界に衝撃が走った。核弾頭の開発が、いよいよ最終段階に達したのかー。折しも、元CIA工作担当官がベトナムのホーチミン市で何者かに殺害され、北朝鮮に関する極秘書類が奪われた。ジャック・ライアン大統領と“ザ・キャンパス”の工作員らが捜査を開始。新たなアジアの危機を回避できるか。
アメリカ海軍艦船“フリーダム”は韓国沖を北進している不審な中型貨物船を発見した。間もなく北朝鮮海域に入ろうとするこの船を、無線で呼び出すも応答はない。停船命令も無視したため、特殊部隊が急襲し、船内から響くべき物を押収したー。一方、米国家情報長官府は、さらなる情報収集のため、極秘作戦を練っていた。その遂行に大統領は、意を決してゴー・サインを出すが…。
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、ある男に復讐すべくロシアに赴き、彼の館に潜入した。死闘の末、グレイマンは館を脱出するが、CIAの依頼を受けた殺人組織が追ってきた。だが、不可解なことが起きた。組織の一員で単独行動をとる男、デッドアイがグレイマンを支援し始めたのだ。彼の目的とは?イスラエルの情報機関モサドも闘いに介入し、事態は複雑に。予測不能の展開で描く冒険アクション。