小説むすび | 著者 : ルーシー・モリス

著者 : ルーシー・モリス

小さな尼僧とバイキングの恋小さな尼僧とバイキングの恋

尼僧院の扉を突き破った男は、 娘の閉ざされた心の扉さえも……。 1年前に見習いの尼僧になった領主の跡取り娘アメは、 乱暴で支配的な父から逃れるため、神に生涯を捧げるつもりだ。 ずっと父に怯えてきたので、父の選ぶ人とは絶対に結婚したくなかった。 ところがある夜、アメの婚約者と名乗る男ヨルンドが尼僧院に現れ、 院長が追い返すも、頑丈な扉を破って荒々しく突入してきた! とてつもなく大きくたくましい彼はバイキングの族長で、 縁談はこの国の王女の意向であり、アメの父も認めていると言う。 アメは恐怖のあまりパニックに陥って逃げ出そうとしたが、 ヨルンドの無慈悲な脅しに、この運命から逃れられないことを悟る。 「結婚しないなら、この尼僧院はがれきの山と化すぞ」 世界のロマンスファンから大好評の本作。父から逃れたのに、また新たな傲慢男性に支配されるのは耐えられない! 夫となるヨルンドの雷のように激しい顔の裏に、優しさや高潔さ、繊細さ、包容力、思いやりの精神が隠されていることを、アメはまだ知らない……。

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