著者 : レイチェル・リンゼイ
初めましてアレン様初めましてアレン様
大学を休学中のアンジーは独り立ちの必要性に迫られていた。 そんな折、あるお屋敷でメイド頭を探していると聞き、 なんとか面接してもらえないかと知人を通じて頼みこんだ。 噂では、屋敷の主マーク・アレンはとても気難しい人物らしい。 若い女学生ではとても信用を得られないだろうと考え、 アンジーは一計を案じた。地味な服に身を包み、髪を引っ詰め、 眼鏡をかけて、貫禄ある年配女性に変装したのだ。 自信満々で乗りこんだアンジーだったが、結果は予想外だった。 知的で気品漂うアレン様に、ひと目で恋してしまったのだ!
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