著者 : ロバート・タイン
米国連邦政府証人保護機関の腕利き、イレイザーは、うら若き美女の生命保護を命じられた。大手軍需企業筆頭重役の彼女は、同社が政府の要請で開発中の新兵器の、他国への密売計画を追うFBIに協力したのだ。たちまた彼女に襲いかかる殺し屋の影。彼らは既にその新兵器、高性能電磁波銃を手にしていた。辛くも敵を倒したイレイザーと美女を、更に恐るべき第二、第三の罠が…。
今を時めく美貌のスーパースター、レイチェル・マロンは、何者かに命を狙われていた。彼女のボディガードを依頼されたのは、元シークレット・サービスのフランク・ファーマー。二人は仲違いしつつも、互いに魅かれるものを感じていく。しかし、黒い魔の手はひたひたと忍び寄り、アカデミー賞発表の晴れ舞台でまさに彼女に襲いかからんとしていたー。息詰まる展開のラブ・サスペンス。
アメリカがもっとも活力にあふれた時代を迎えようとしていた1945年。卓越したアイデアと未来を予測する非凡な才能で、全米を支配する自動車産業界に挑戦した男がいた。男の名はプレストン・タッカー。楽天的で明るく実行力に富み、何よりも自由を求める男…しかし彼を恐れた米国財政界は、強力な力で次々と卑劣な妨害を始めた。すべてを賭けた未来の車で巨大な敵の陰謀にただひとり挑むタッカー!時代は彼を求めていた…。ジョージ・ルーカス製作総指揮、フランシス・コッポラ監督で映画化。
モスクワ警察の大尉ダンコーは怒りと復讐の念に燃えた。麻薬密売ルートの元締めロスタに無二の相棒を殺されたのだ。そのロスタが数カ月後シカゴで逮捕された。ダンコーは身柄引取りのため単身シカゴへ飛ぶ。が、彼の目の前で、ロスタは仲間の手を借りて逃亡。激しい屈辱にかられたダンコーは帰国命令を無視し、市警のはみだし刑事リジットと共に執念の追跡を開始した。巨大な犯罪都市に展開される白熱のバイオレンス・アクション。