著者 : ロビン・グレイディ
消えた記憶と愛の絆消えた記憶と愛の絆
ローラは屋敷の庭で意識を失い、病院に運ばれた。目覚めると、大富豪で新婚の夫ビショップが傍らにいたが、どこかよそよそしい。なぜ抱きしめてもくれないの?しかも新妻を怪訝な様子でじっと見つめ、赤ちゃんの話に顔をしかめるなんて、あんまりだわ…。まだローラは気づいていなかったービショップとの子を流産し、虚しいすれ違いの果てに、みずから離婚を選択したという、つらい記憶を失っていることに。ビショップは、まるで新婚当時のような元妻に戸惑いながらも、ローラに寄り添い、夫を演じきろうと心に決めるが…。
忘れられたキスの記憶忘れられたキスの記憶
ウエディング・プランナーのスカーレットは、ある日、高い脚立から落ちかけ、居合わせた顧客に抱き止められた。ほっとした次の瞬間、思わず頬を赤らめる。なんてゴージャスな人なの。彼はセクシーなことで有名な大富豪、ダニエル・マクニールだった。スカーレットの本能は即座に警告した。彼に近づいてはだめ。危険だわ。冴えない私が彼と釣り合うはずがないもの。だから、花束の贈り物もディナーの誘いも断った。彼のキスは、とてもすてきだったけれど。次に脚立から落ちたとき、ダニエルは現れず、彼女は頭を強打した…。気がつくと、ゴージャスな男性が心配そうに瞳をのぞきこんでいた。あなたは、誰?-スカーレットは記憶喪失に陥ってしまったのだった。
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