著者 : ヴィルジニー・デパント
アポカリプス・ベイビーアポカリプス・ベイビー
行方不明の15歳の少女を追う女性バディ。一人は冴えない調査員、一人は凄腕だが曰く付き。二人の聞き込みで、少女の孤独が浮かび上がる。やがて彼女は衝撃の決断をくだすがーー。『キングコング・セオリー』著者による長篇小説。ルノードー賞受賞、20万部突破
ジャスト・ライク・ヘヴンジャスト・ライク・ヘヴン
輝かしき90年代にパリでレコード店を営み「伝説」と呼ばれていたヴェルノン・シュビュテックスはいまや、家賃滞納でアパルトマンを追い出され、旧友の家を転々としたあげく、ホームレスに成り果てた。しかし、ヴェルノンの知らぬところで、多くの人が彼の行方を追っていた。映画プロデューサー、ドパレ。ドパレに雇われた女探偵ハイエナ。ジャーナリストのリディア。イスラム教徒の若き娘アイシャ。彼らの目当ては、ヴェルノンが所有する、亡きロックスターが遺したビデオ。その映像には何か大きな秘密が隠されているらしい。衝撃の真実がわかるとき、物語は予想もしない方向へー。
ウィズ・ザ・ライツ・アウトウィズ・ザ・ライツ・アウト
元・伝説のレコード店主、いまは哀愁のカウチサーファー。家賃滞納でアパルトマンを追い出された五十路の男、ヴェルノン・シュビュテックスは、輝かしき90年代に彼の店に集っていた旧友たちの家を渡り歩く。かつてはバンドマンやその取り巻きとして青春を謳歌していたが、いまは家族の問題や病、老いに直面している仲間たち。それぞれの心に、まだ音楽は響いているのか。そして、人々のあいだを転がっていくヴェルノンの行きつく先はー。ルノードー賞受賞のフランス人作家が現代フランスの市井で生きる人々をおかしみをもって描く文芸三部作、開幕。
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