著者 : 一分咲
公爵令嬢のリーフェは、前世では「稀代の悪女」と恐れられ、生涯孤独だった記憶を持っている。今世こそは幸せになりたいと願い、これまで力を封印して穏やかに暮らしてきたのに…記憶喪失になった婚約者を妹のアリアに奪われ、実家からも追い出されることに!?そこに現れたのは、隣国の皇太子・オリヴェル。お互いの利害が一致し、地位も容姿も、すべてにおいてハイスペックな彼と偽装婚約をすることになったけれど、オリヴェルはまるでリーフェをずっと昔から知っているみたいに甘やかしてきてー?
王都のはずれ、周囲を木々と花々に囲まれた『顔だけ聖女』エステルのカフェでルシアンは今日もエステルに向けて甘い本音をダダ漏れにさせていた。すると、いつもは来客がない時間にカランとお店の戸が鳴った。珍しいお客様の正体は、獣人の国の王子様でー?「僕は、ルシアン様の呪いを解ける人を知っています」突然の訪問客の急な話に戸惑いながらも、エステルたちはその人物に会いに獣人の国へ向かうことに!しかし、解呪するにはエステルとルシアンの関係を一気に変えてしまうような『大きな代償』を支払わなければいけないらしく…?
ランチェスター公爵領での滞在が長引いているエイヴリルたち。領内の港町を訪れた際、停泊中の客船・ヴィクトリア号に、麻薬騒動で逃走中のテレーザが乗っている可能性が高いと知ったエイヴリルは、ディランに潜入捜査を提案する。ウェルカムパーティーに、ディランの甘いエスコート。初めての船旅に大興奮のエイヴリルだが、ふとしたきっかけで、船内に潜む犯罪組織に捕まってしまい…?なぜか悪女を演じる天然令嬢の勘違いシンデレラストーリー、波乱の新婚旅行(!?)から、待望の結婚式を迎える第3巻!
乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまった侯爵令嬢のセラフィーナ。憧れの怠惰な余生のため、断罪ルートの回避を決意するセラフィーナだったけれど、いざ学園に入学してみるとなぜかヒロイン(通称:ヒドインちゃん)がいなくて!?「死にたくない!ヒロインが出てこないなら、わたしがやるしかない…!」断罪回避のため、仕方なくヒロインに代わって密かにイベントをこなすセラフィーナ。けれど周囲の勘違いによりなぜかセラフィーナの愛され指数が急上昇してしまう。さらに、隠しキャラのはずの隣国の第二王子が急接近!まさかの溺愛ルートに突入してしまって…!?待ってください、こんなストーリー知りません!私はただの悪役令嬢なんですー!
第三王子・ソル・トロワ・クラヴェルと婚約し、ナーバナ王国の聖女として認知されたセレナ・オルレアン。しかし、どこまでも優しいソルの中にはセレナが「俺様ソル」と呼ぶ、傲岸不遜なもう一人のソルがいた。二人のソルに見守られ(?)ながら、聖女として成長していくセレナだがソルの将来のため、俺様ソルは消えてしまうことに寂しい気持ちを持っていた。一方、王位継承権をかけたレースにも動きがありー!ナーバナ王国の未来を担う、聖女と王子の物語、大団円の第2巻!
無事にディランの溺愛に気がつき、王都での暮らしを満喫していたエイヴリル。そこへ王太子・ローレンスが訪れ、ディランとともにある仮面舞踏会に出席するよう依頼される。ダンスの猛特訓をして臨んだ舞踏会。不測のピンチもエイヴリルの特技で切り抜け任務は完了するが、新たな問題が浮上した。その解決のため、二人はディランの故郷・ランチェスター公爵領へ。『好色家の老いぼれ公爵様』の二つ名をもつディランの父やその愛人たちともうまく付き合おうと意気込むエイヴリルだったが、到着早々、新入りメイドに間違われてしまいー?
聖女を輩出する名門・シャルリエ伯爵家に生まれながらも魔力量が少ないエステルは、見た目が美しいだけの『顔だけ聖女』と揶揄されてきた。欲深い義妹に聖女の座を奪われ辺境の地へ送られる道中、エステルは何者かに殺害されてしまう。しかし目が覚めるとそこは一年前の世界で、冷酷だった婚約者の公爵様が愛を囁くようになっていてー!?「俺は初めて会った時からずっと、君が好きすぎるんだ」「…!?」嘘がつけない呪いにかかった公爵様と、甘い本音に戸惑う聖女の激甘ストーリー!
聖女ケイトは婚約者のギルバート王子からいつも冷たくされて、いずれ婚約破棄されるのではと落ち込んでいた。そんなある日、異世界から聖女が現れる。涙をのんで去ろうとするが、聖女のサクラはなぜか一緒に逃亡すると言い始め「ギル様とケイトのハピエンが見たい!」とハイテンション。目を輝かせて「ハピエンはオタクに生きる力を与える!」-ケイトは謎の言葉に首を傾げつつサクラと友情を育み、ギルバートとのハピエンを目指すことに!
類まれな能力を持ちながら、家族に“無能”と虐げられて育った令嬢・エイヴリル。素行の悪い義妹の身代わりに『好色家の老いぼれ公爵様』のもとへ嫁ぐことになるが、実際の公爵・ディランは、噂とは真逆の美しい青年だった。彼が望む「悪女を妻に迎え、三年後に離縁する契約」は、エイヴリルにとって未来の自由を意味する絶好の条件。張り切って“悪女”を演じる不思議な“才女”に、周囲は困惑しつつも次第に惹かれていくー。
小さい頃に聖女候補だったオルレアン伯爵家の貧乏令嬢セレナ。幸い(?)にも聖女に選ばれることなく、慎ましく生きてきたが、いよいよ資産が尽き…たところに舞い込んできたのが第三王子ソル・トロワ・クラヴェル殿下との婚約話。お金のための政略結婚による婚約者とはいえ、美しい顔立ちと優しい性格を持つソルに対する親愛の感情を持ち、仲良くやっていたはずのセレナだったがー「…今、なんとおっしゃいました?」「だから、『ざまぁ』してほしいんだ」「ソル殿下。『ざまぁ』してほしいだけでは、よく意味が分かりません!」婚約破棄をしたいがために変なことを言い出した王子様だけど、それには深いわけがあるようでー?天然聖女と訳あり王子の溺愛系ラブストーリー、開幕!