庶民階級の暮らしぶりを多彩な人物で織りあげた注目作。1930年代の朝鮮社会を描きだした文学巨篇。
“執筆22年間の長編小説”翻訳成る。華厳経「入法界品」の南巡童子善財が真理を求め歩く長い求道の遍歴の一代記。菩薩の行を具足するために南インド旅行に出かけ53人の師匠を訪ね歩き、ついに大団円を成し究極の境地に至る。