小説むすび | 著者 : 中澤日菜子

著者 : 中澤日菜子

シルバー保育園サンバ!シルバー保育園サンバ!

出版社

小学館

発売日

2024年10月9日 発売

何歳でも人生はやり直せる!ハートフル小説 銀治は、定年退職後に妻から離婚を言い渡され、孤独で怠惰な日々を送っていた。暇を持て余し、シルバー人材センターからの様々な仕事を担っている。ある時、保育園の草むしりの仕事が入り、担当することに。銀治は、人と接すること、特に女性と子どもは大の苦手。渋々保育園に向かうが、次々に巻き起こるハプニングに対応し、その活躍が認められた銀治は、熱烈なリクエストによりそのまま嘱託職員となるはめに。 当初は銀治を怖がっていた子どもたちもだんだん慣れてなつくようになり、人付き合いが苦手な銀治も徐々に保育士たちとも打ち解けていく。日々、子どもや周囲の人たちと接するなかで、孤独だった銀治の心には少しずつ変化が。そんなある日、定年退職後に離婚し離れて暮らす娘について、衝撃の事実を知るーー。そして銀治は、自分自身が蔑ろにしてきた「本当に大切なこと」に向き合うようになっていく。長い間蓋をしていた感情が蘇り、前向きに変わっていく銀治。勇気を振り絞って行動することや、あきらめないことの大切さ、いくつになっても後悔は取り戻せるということ・・・・・・。人生に大切なたくさんのことを笑いと共に教えてくれる、人生応援小説。 【編集担当からのおすすめ情報】 この小説は、タイトルから想像つく方もいらっしゃるかもしれませんが、松平健さんを当て書きして執筆された、渾身の書き下ろし小説となります。松平健さんと著者は以前、著者の作品がドラマ化された『PTAグランパ!』以来の仲。今回の作品もいち早く読んでくださり、「「感動した!生きる勇気をもらった。みんなで読み明かそう。オーレ!」という素敵な応援コメントをいただきました。その温かくて人間味のある主人公と、笑いあり涙ありの筆致でぐいぐいと読者を引っ張ります。 それだけではありません。特筆すべきはこの小説の保育園、療育園やそこに通う児童たちの様子、リアリティ。それもそのはず。著者は、この作品のために療育園、保育園で実際に嘱託職員として働きました。 著者の本気がいっぱい詰まった本作品。 人生は何歳からでもやり直せる。そんな重くなりがちなテーマを、笑いあり、ホロリありの軽妙な筆致で綴ります。読後、必ず元気になれる一冊です。 目次 夏 秋 冬 春

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