著者 : 九把刀
あの頃、君を追いかけたあの頃、君を追いかけた
君の手作りの数学テスト、制服の背中に残る青いペンのあと、夏の夜、見上げた空のリンゴのような月、どの瞬間も、君の事しか思い出せない。愛おしくもカッコ悪い、僕の10年間ー。
あの頃、君を追いかけたあの頃、君を追いかけた
「あなたって本当に幼稚」。優等生だし可愛いし、だけどクールな君が、ある日、後ろの席にやってきた。勉強嫌いの俺に、容赦ない指導を繰り出す君。放課後の教室、帰り道、いつの間にか俺の毎日は、その笑顔でいっぱいになっていた。誰もが、切なくて愛しい「あの頃」を思い出す、青春ラブストーリーの翻訳版。
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