遙かなる時空と闇を割いて彼の声がきこえる。ランボー没後130年を経てなお著者の心に棲みつづける魂を揺さぶる熱い思いを綴った小説。『ロッシュ村幻影』を大幅に修正、新たな掌編もプラス。
花の精、花の香、花の色。それは美しく、怪しげに揺れる業火。妖花が悪夢を呼び…退廃の美へ。