小説むすび | 著者 : 仙波有理

著者 : 仙波有理

ギリシアの聖夜ギリシアの聖夜

ギリシア富豪は思い出した── 最高の聖夜には妻が必要なのだと。 夫から一度も“愛している”と言われたことのないイーデン。 ついに離婚を切りだした直後だった。トラックがイーデンと 夫アリスティドの車に突っ込み、視界が一瞬で真っ暗になった。 目覚めると、アリスティドは重症で、全ての記憶を失くしていた。 イーデンは幸いにも軽症だったが、お腹の子を流産しかけており、 医師に数日間の絶対安静を言い渡されて、夫に寄り添うことが できなかった。すると愛人を気取る秘書がアリスティドに近づき、 作り話を吹き込んで、イーデンを冷酷な悪妻と思い込ませたのだ。 退院後もすれ違う夫に彼女は絶望する。私たちはもう終わりなの? 泣き崩れるイーデンの前に、不在のはずのアリスティドが現れ……。 スター作家ルーシー・モンローが、記憶喪失が鍵となるドラマティックな夫婦再生ロマンスを描きます。ヒーローは記憶と共に、妻への熱い想いも取り戻しますが……。大スター作家リン・グレアムも思わず涙する、最高のクリスマスのエンディングをご堪能ください。

オンリー・ワンオンリー・ワン

大胆不敵な姿は、ただの見せかけーー 本当は臆病だと、彼に見抜かれてしまったの? 伯父の死後、天涯孤独となったブルックは、 由緒ある屋敷と土地を手放さざるを得なくなった。 屋敷を買った大手建設会社のパーティに、寂しさをこらえ出席すると、 アランという黒髪の尊大な男に言い寄られる。 女は金で買えるとでも思っているようなアランの発言を聞いて、 彼の鼻をへし折りたくなり、誘惑にのるふりをしたブルック。 だが彼女がバージンと気づくや、アランは突然立ち去った。 後日、ブルックの勤め先の会社が買収され、 新しい会長秘書となった彼女は、その人物を見て言葉を失うーー アラン? このあいだの傲慢な人が会長だというの? 今作のハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》は、大人気のボスと秘書の恋物語です。部下であるヒロインをからかうような言動をとるヒーローが、なぜか気になってしかたがないヒロイン。ある日、ボスとの出張先のロンドンで倒れてしまい……。

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