著者 : 伊藤真康
縁 或る武家のものがたり -仙台藩・無名武士の二百八十年ー縁 或る武家のものがたり -仙台藩・無名武士の二百八十年ー
光の当たらぬ名も無き者にも、知られざる歴史がある 時は戦国、下級武士として伊達政宗に仕官した伊藤三右衛門家。 陰ながら主君を支えた伊藤家はどのように知行地を拡大させ、 繁栄の道を歩んでいったのか。 八世代にわたる二百八十年の軌跡を、史実をもとに描いた歴史小説。 主君の改易により浪人となるも、新たに伊達家へ仕え始めた伊藤肥後信氏 。一六一五年、激闘となった大阪夏の陣で、老武士ながらも見事に功績をあげた信氏は、 戦いのさなか、逃げまどう敵方の姫と幼子たちを助けることに。 敵対関係から一転、 仙台城で暮らすことになった彼らと信氏が繋いだ不思議な「縁」は、 時を越えて伊藤家の栄華に深く関わっていくーー。 第一章 忠と義と誉と 第二章 縁と絆と栄と 第三章 盛、そして衰へ
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