著者 : 保坂祐希
死ねばいい! 呪った女と暮らします死ねばいい! 呪った女と暮らします
佐伯真理子(76歳)は、台風の夜、庭に倒れていた加代(73歳)を助け、しばらく一緒に住むことに。節約、節制を続け、面白みのない毎日を過ごしていた真理子にとって破天荒で、金遣いも豪快な加代の存在は、新鮮で刺激的!ずっと一緒にいたいと思った時、加代の正体が判明する。なんと加代は、真理子が30年間、恨み続けた存在で…?
「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました
75歳、両親が遺した鎌倉の家に一人暮らしの晴恵。一人息子の達彦は、大学進学をめぐる意見の食い違いから「死ね、クソババア!」と捨て台詞を残して家を出て以来、ほとんど音信不通。終活を意識し始めた晴恵の元に、55歳になった達彦が突然非の打ちどころのない嫁を捨てて帰ってきた!母と息子のドタバタ、高齢者あるある、そして最後はほろりと泣ける、すべての親子に贈る物語。
黒いサカナ黒いサカナ
絶滅危惧種でありながら日々食卓にあがり続ける、身近な高級食材「ウナギ」。いまだ生態に多くの謎が残るウナギの流通をめぐり、巨大スーパーと裏社会の人々、そして元総会屋が暗躍する。しかし、その裏には国が躍起になって隠蔽する戦慄の真実が隠されていたー食の闇に鋭く切り込んだ骨太エンタメ企業小説。
リコールリコール
隠蔽された事故原因の証拠を探し出せー。キャピタル自動車社員のエンジニア・藤沢美希は、工場勤務から役員秘書へ突然、異動の辞令を受ける。理不尽に思いながらも、新しい上司、専務・谷原勇人の正義感溢れる姿にやりがいを見出していく。やがて経営陣が主力車種「バレット」の事故原因を隠蔽していると疑った谷原は、ある事情から美希に調査を依頼するが…。神の手を持つ匠の職人、自動車の組み付けを行う社員たちの熱いプライドと、乗る人の命を思う真摯な想いが奇跡を起こす!!
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