著者 : 内田昌之
世界的名優キアヌ・リーブス×SF・幻想?学の?才チャイナ・ミエヴィルの共著! 殺戮の運命に呪われた不死者・ウヌテ。彼の秘密を解き明かそうと試みる特殊機関〈ユニット〉だが、作戦中、死体が蘇る異変が起き……。 古代の?と現代の戦争、そして不死の超越者を描く壮?なダーク・ファンタジー!! 伝説的コミック『BRZRKR』の世界を、数々の賞に輝いた『都市と都市』などで知られる?才・ミエヴィルが、10年以上の沈黙を破り描く! 私の?好きな作家の??、チャイナ・ミエヴィルと共同で?説『再誕の書』を執筆できることをとても嬉しく思う。この?説は、私が創作し、作家のマット・キントと作画のロン・ガーニーと共同執筆したマンガシリーズ「BRZRKR」からインスピレーションを受けている。 このシリーズは、不死?の戦?が時代を超えて戦う物語だ。 私は「BRZRKR」の世界を?常に愛しているので、もっと探究したいと思い、そのための最良の?法のひとつが、?説だと思った。 ??キアヌ・リーブス (「Keanu Reeves announces new novel with China Mieville - THE BOOK OF ELSEWHERE」Random House Youtubeより) 【各紙誌絶賛! !】 ★「『再誕の書』は、パルプ?でアドレナリン全開のスリラーであると同時に、死、時間の移ろいやすさ、そして?間であることの意味について描いた、物悲しく実験的な?説でもある」 ──ニューヨーク・タイムズ紙 ★「アクション満載、超暴?的、そして道徳的に曖昧……不死?の古代戦?の試練と苦難を、極めてスタイリッシュかつ美しく描き出す……実存的な憂鬱を切り取った、愉快なアクションミステリー……溢れる想像?と完璧なスタイルが、深い喜びをもたらす読書体験を提供している」 ──ロサンゼルス・タイムス ★「驚くほど、そしてガタガタと?を?てるほど??い読み物だ。?まみれで時代をまたぐアクションスリラーである『再誕の書』は、信じられないほど?なまぐさい原作をひねり、暴?の循環性についての瞑想へと昇華させている」 ──サンデー・タイムス
アメリカ海軍、特撮を撮影す 第2次世界大戦中、B級モンスター映画界のスターであるシムズ・ソーリーは奇想天外な仕事の依頼を受ける。相手はアメリカ海軍で、巨大なトカゲの着ぐるみに入ってほしいというのだ。 アメリカ海軍は巨大な火を吹くトカゲを生み出し、日本を降伏させようという極秘計画を進めていた。ところが、ベヒモスと名付けられた全長400メートルの怪獣はコントロールが効かなかった。海軍は苦心の末に着ぐるみを使い、ベヒモスが日本を破壊するのを日本の外交団に見せつけようと決断したのだった。 そこでベヒモスのスーツアクターに選ばれたのが数々のモンスターを演じてきたシムズ・ソーリー。拒否権などないシムズは、戦争を終わるならばと、この二度とない“生涯最高の役”に取り組むが……。 一見、荒唐無稽でありながら、人類への愛に満ち溢れたシオドア・スタージョン記念賞受賞作。
映画のゴジラは、並行宇宙の地球〈怪獣惑星〉からこちらの地球にやってきた巨大怪獣がモデルだった! ジェイミーはひょんなことから〈怪獣保護協会〉の一員となり、もうひとつの地球でこの怪獣たち相手に大奮闘することに!? 『老人と宇宙』著者の冒険SF!
巨竜、起動 数千年の眠りからグリオールが目醒めるとき、世界は一変する 数千年前に魔法使いとの戦いに敗れた巨竜グリオール。 彼は全長1マイルにおよぶ巨体は、草木と土におおわれ川が流れ、その上には村までもができている。 周囲に住むひとびとは、時が経ち観光地化した彼の恩恵を受けているが、 その一方で巨竜の邪悪な霊気に操られているとも言われているーー。 グリオールの鱗(うろこ)を触っていた男と娼婦がタイムスリップする表題作、 死した巨竜の頭蓋骨がひとびとを翻弄し運命を狂わせてゆく傑作奇想譚「スカル」の初邦訳2篇を収録。 その昔、グリオールという動けぬ巨竜がいた。 彼は空を飛ぶことを夢見ていたのかもしれないーー。 解説:池澤春菜 【収録作品一覧】 「タボリンの鱗」(“The Taborin Scale”/2010) ※二〇一一年度ローカス賞最優秀ノヴェラ部門候補作 ●初訳 「スカル」(“The Skull”/2012) ※二〇一三年度世界幻想文学大賞最優秀ノヴェラ部門候補作 ●初訳
火星都市で研究されていたテレポーテーション技術の、初の人体実験。それは大成功を収めたかに見えたが、実験対象となった科学者の周囲で奇妙な事件が続発する。一方、火星の荒野で発見された12000年前の巨石遺跡は、地球も含めた太陽系全土に痕跡を残す古代文明のものと思われたが、破壊の危機が迫っていた。二つの謎を巡り、フリーランスの紛争調停人キーランは調査に乗り出す。『星を継ぐもの』の著者が放つ傑作SF!
パンデミックの後遺症で、意識はあるのに体を動かせない人々が急増した世界。その一人シェインは、ロボットの体を遠隔操作する捜査官となるが……アメリカSF界屈指の人気作家が描く衝撃の未来
銀河連邦の新任少尉ダールは、憧れの宇宙艦隊の旗艦イントレピッド号に配属される。未知なる宇宙への冒険の旅のはじまりだ。しかし、彼と新人仲間はすぐに艦で奇妙なことが起きていると気づく。任務でのクルーの死亡率が異常に高いのに、艦長たち上級士官はまるで死なず、緊急時には謎の装置に頼って問題を解決しているのだ。この世界では何が起こっているのか?自分たちの命がなにものかに操られていると疑い、イントレピッド号の謎を解こうとするダールたちは、やがてとんでもない真実と直面することになる…。アメリカSF界屈指の人気作家による、宇宙冒険ユーモアSF。
コロニー連合は、兵士と植民者の供給を頼っていた地球に関係を断たれた。このままでは防御を失った人類の惑星は、技術力に欠ける地球も含めて、30年で絶滅するーそのころ、コロニー防衛軍のハリー・ウィルスンは、外交団の一員として、ろくでもない任務に追われていた。しかし、その奮闘により、連合と地球との関係に希望が見えてきたとき、謎の敵が攻撃を仕掛けてくる…。陰謀渦巻くシリーズ第5弾!
遙かな未来、人類は辺境の惑星アリエカに居留地“エンバシータウン”を建設し、謎めいた先住種族と共存していた。アリエカ人は、口に相当する二つの器官から同時に発話するという特殊な言語構造を持っている。そのため人類は、彼らと意思疎通できる能力を備えた“大使”をクローン生成し外交を行っていた。だが、平穏だったアリエカ社会は、ある日を境に大きな変化に見舞われる。新任大使エズ/ラーが赴任、異端の力を持つエズ/ラーの言葉は、あたかも麻薬のようにアリエカ人の間に浸透し、この星を動乱の渦に巻き込んでいった…。現代SFの旗手が描く新世代の異星SF。ローカス賞SF長篇部門受賞。
波瀾にみちた幼年時代を送った少女ゾーイは、コロニー防衛軍を退役したジョンとゴースト部隊出身のジェーンの養女となり、植民惑星ハックルベリーで幸せな日々を送っていた。やがて両親とともに新たな植民惑星をめざすが、宇宙船は目的の星に到着しなかった。しかも、ゾーイたちは思いもよらない陰謀にまきこまれていく…『最後の星戦』をゾーイの視点から描き、その知られざる冒険の旅を明らかにするシリーズ第四弾。
全世界の人びとが自分の未来をかいま見たら、なにが起こるのか?ヨーロッパ素粒子研究所の科学者ロイドとテオは、ヒッグス粒子を発見すべく大規模な実験をおこなった。ところが、その実験は失敗におわり、そのうえ、世界じゅうの数十億の人びとの意識が数分間だけ21年後の未来にとんでしまった!人びとは、みずからが見た未来をもとに行動を起こすが、はたして未来は変更可能なのか…全米大ヒット・ドラマの原作長篇。
コロニー防衛軍を退役したジョン・ペリーは、植民惑星のハックルベリーで、ゴースト部隊出身の妻ジェーンと養女ゾーイとともに平穏な日々を送っていた。だが、ある日、思いもよらない要請を受ける。かつての上司リビッキー将軍から新たな植民惑星ロアノークを率いる行政官になってくれと頼まれたのだ。やがて、ジョンは新たな戦いに巻きこまれていくが…『老人と宇宙』のジョンがふたたび大活躍するシリーズ、第三弾。
ジョン・ペリーは75歳の誕生日にいまは亡き妻の墓参りをしてから軍隊に入った。しかも、地球には二度と戻れないという条件で、75歳以上の男女の入隊しか認めないコロニー防衛軍に。銀河の各惑星に植民をはじめた人類を守るためにコロニー防衛軍は、姿形も考え方も全く異質なエイリアンたちと熾烈な戦争を続けている。老人ばかりを入隊させる防衛軍でのジョンの波瀾万丈の冒険を描いた『宇宙の戦士』の21世紀版登場!2006年ジョン・W・キャンベル賞受賞作。
物語は2008年のアメリカ。世界有数のバイオテクノロジー会社とFBIの女性長官は〈良心〉というプロジェクトで、男性のみが有する犯罪誘発遺伝子を破壊するため、特殊なウイルスを開発しようとする。それにより、暴力犯罪を劇的に減少させようというのだ。しかしFBI特別捜査官デッカーは、そのプロジェクトの被験者を密かにDNA鑑定し、遺伝子が異様な形で改変されていることを知る。やがて、ウイルスに感染した男性たちが次々と変死していく。事件の裏では「クライム・ゼロ」という恐るべきシナリオが進行していたのだ。悪は根絶されるべきなのか?ヒトゲノムがもたらすユートピアの悪夢を描いた傑作冒険ミステリー。