著者 : 内田能嗣
サイラス・マーナーサイラス・マーナー
批評家ウォルター・アレンが「英語で書かれた作品の中では、他を寄せつけないほど完全な散文物語であり、小さな奇蹟的作品である」と絶賛した『サイラス・マーナー』(1869年)。新しい家族のかたちをも示す心温まるこの物語と対照的に、「創世記」に想を得た長詩「ジューバルの伝説」(1870年)では、生における明と暗、不条理が祝祭的に謳いあげられる。
ロモラロモラ
ルネッサンス華やかなりし花の都フィレンツェ、気高く聡明なロモラは、謎多き一人の美青年と出会うーメディチ家の追放、フランス王のイタリア侵攻、そしてサヴォナローラの神権政治という激動の時代を舞台にしたジョージ・エリオット唯一の歴史小説。
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