著者 : 冴木淳
赤い閃光(上)赤い閃光(上)
巨大コングロマリット総帥テオドア・チャーチャーの美術への異常な執着が、世界を絶滅の危機に陥れた。不気味なマンモスタンカーに積まれた、謎の積荷とは何か。そしてクレムリンが狙う恐るべき世界支配の陰謀とは?潜水艦が、戦闘機が、ヘリが死力を尽くして闘う。恋あり、涙あり、活劇あり、緊張と興奮が満載の傑作長編軍事スリラー。
赤い閃光(下)赤い閃光(下)
世界が軍縮と平和の幻想に酔っているとき、裏では恐るべき計画が着々と進められていた。アメリカの喉元に、ソ連の秘密核ミサイル基地を建設しようというのだ。CIAとKGB、くわえてGRUが死闘をくり広げ、ソ連政治局内部の派闘争いもからんで事態は恐るべき様相を見せはじめる。息もつかぬ迫力で読者をひきずり込む、娯楽巨編。
デビル500応答せず(上)デビル500応答せず(上)
右舷艦首でカタパルトが噴射し、A-6Aイントルーダー攻撃機は飛行甲板を加速しはじめた。耳を聾する轟音が空母を揺さぶり、夜の海にこだまする。翼が夜気を打ち、機体は漆黒の闇めがけて飛び出していった。-第7艦隊現役パイロットだった著者がベトナム戦争の真実を赤裸々に綴り、闘うことをやめない男たちに捧げる感動の叙事詩。
デビル500応答せず(下)デビル500応答せず(下)
軍隊は選ばれた政府の役人である民間人に従ってきた。そうした民間人は必ずしも賢くも正しくもなく、時には必要な力量さえ備えていなかった。しかしその命令に従わねばならないのだ…パイロット・ジェイクは口をとざしたまま、ふたたび死が待ちうける敵地上空に飛び立つ。-闘う男の魂を描いて全米を揺るがした話題作、堂々の初訳。
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