著者 : 加藤有子
アカシアは花咲くアカシアは花咲く
今世紀に入ってから再発見され、世界のモダニズム地図を書き換える存在として近年注目を集める戦間期ポーランドの作家・詩人デボラ・フォーゲル。その短編集『アカシアは花咲く』と、イディッシュ語で発表された短編3作を併載。同時代の作家ブルーノ・シュルツによる書評も収めた。
メダリオンメダリオン
ポーランドにおけるナチス犯罪調査委員会に参加した著者が、その時の経験、および戦時下での自らの体験を踏まえて著した短編集。「縁取られた円形の肖像」をさす「メダリオン」という言葉を題に掲げ、第二次大戦中のポーランドにおける、平凡な市民たちの肖像をとらえる。ユダヤ系も含むポーランド市民たちの、ナチス・ドイツ占領下にくぐりぬけた経験をめぐる証言文学。「ホロコースト」という言語を絶する現実を前にして、それでも言葉で捉え、表現しようとした最初期の試みにして、最良の成果の一つ。 シュパンナー教授 底 墓場の女 線路脇で ドゥヴォイラ・ジェロナ 草地(ヴィザ) 人間は強い アウシュヴィッツの大人たちと子供たち 訳者解説
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