著者 : 北沢あかね
ジェニーは家庭医として成功を収め、3人のティーンエイジャーの子供を持ち、脳神経外科医の優しい夫がいた。ある日、下の娘ナオミが学校から帰らないまま失踪する。そこから彼女の人生は崩れ始めていった。数ヵ月後、事件は誘拐でも、殺人でもないことが明らかになるが、そこには衝撃の結末が待っていた。エドガー賞ノミネート。世界的ベストセラー。
青春を謳歌していた十六歳のレベッカ・ウィンターが失踪した。十一年後、「行方不明になっていたレベッカは、この私だ」と名乗り出る女が現われた。生還を喜び「私」を迎える家族。しかし、一度たりとも過去を問わない彼らの態度が、逆に「私」を不安に陥れる…。豪州で話題の、背筋も凍るサイコスリラー。
生きた最強の女兵器、ヴァネッサ・マイケル・マンロー。22ヵ国語を操り、時と場合に応じて男にも娼婦にも姿を変え、殺人すらも厭わない情報収集家。彼女の親友を人質に「人形男」なる男が彼女に命じたのは、マンローが心から蔑む世界的人身売買組織の手先となることだった。全米が誇るヒロインの傑作サスペンス!
全米を揺るがす若き女優・ニーヴァの失踪事件。そのニーヴァは「人形男」に、“商品”として捕らえられていた。彼女を「買い手」に届けるのが、親友の命と引き換えに命じられたマンローの任務だ。マンローは、ニーヴァの過去を知るにつれ、己と重ね、心通わせていく。切なくも手に汗握るアクションサスペンス!
豪邸もぶったてた。会社も順調だ。が、ゼメルマンはニュージャージーの冬空の下で鬱々としていた。まさに、中年クライシス!?ある朝、発作的に車を飛ばしキーウェストへ。海岸で出会った貝殻売りのトミーとの出会いが男の眠れる義侠心に火をつけた。フロリダ・ミステリーの第一人者が放つ最高のクライム・ノヴェル。
老紳士の体から、真っ赤な血が吹き出した。騒然とする中、双子だけが瞬きもせず、殺人の一部始終を目撃していた。目撃者を消そうとする組織。二人を守る女教師ローラと刑事上がりの検事補モンタナたち。必死の攻防に、味方は一人、また一人と倒れ、彼らは追いつめられていく…。息づまるノンストップサスペンス。
親友が顔を吹き飛ばされて殺された!見知らぬ女から電話がかかった後だった。その電話はダンに青春の一コマを思い出させたが、殺されるような原因には心当りがない。だが、もう一人の親友も自分も命を狙われるに及んで、ダンは電話の女の影を追い始める…。人間の恐怖と不安を鋭く描く傑作サスペンス。
陽光降りそそぐフロリダ・キーウェストでくつろぐマフィアのドン。老い先短い父に自伝執筆を勧める愛息ジョーイ。やがて、ゴッドファーザーは重い口を開き始める。が、そこに厄介ものの兄が、愛人連れでやってきて、トラブル発生。英国推理作家協会ラスト・ラフ賞に輝く、オフビート感覚の熱血クライム・ノヴェル。
落ちこぼれマフィアのジョーイがフロリダをめざしたのは大物になって「仕切る」ためだった。が、そうは問屋が卸さなかった。突如、厄災が訪れた。威張り腐った異母兄のジーノが抗争相手のマフィアから300万ドル相当のエメラルドを盗み、殺し屋に追われて逃げてきたのだ。迫力のラストページまで、一気読み。