著者 : 南里征典
丸の内産業の企画開発課長、江見慎介はホテルでの情事の最中に、相手の監査役、三船保子から奇妙な依頼を受けた。名器の女を探して欲しいの、と。かくて恋人容認の「名器狩り」は開始された。可愛い男に極楽任務を与えた女監査役の目的は何か。考えるより先に、この任務に邁進する慎介であった。だからこそ彼の手中には社内の極秘リストが…。
ホストの手練れな性技に身も心も翻弄され、全てを捧げ尽くす人妻の悲しいまでの性。見知らぬ男たちに拉致され体の隅々まで丹念に責められイタぶられ、遂には心ならずも身悶えてしまう女子大生。異様な満員電車の空間で中年男の執拗な指弄に股間を濡らしてしまう美少女…。快楽と責苦の狭間で喘ぎ吐液する女たちの姿態を描いた好色官能短編10編を収録、本誌第6弾が又々フルラインアップで登場!巨匠から気鋭までの名作、秀作、意欲作の数々を十二分にお楽しみ下さい。
エレベーター専門の電機メーカー、ニュートン社の営業課長・水城寛太郎は、実家のラブホテル「カサブランカ」のフロントという夜の顔を持つ。ある日、総務部の女主任・万田百合絵に誘われ、濃密な情事の後で驚くべき事実を聞いた。水城が一番信頼し、可愛がっていた部下の前田美矢香が、援助交際をしているという。さらに、社長の檜垣達之助が株主代表訴訟を起こされるらしい。水城に与えられた特命は。
バブル崩壊後、冬の時代を迎えた不動産業界にあって、城東不動産の若き営業課長・東堂彦馬は野望に燃えていた。東洋の仕手師として米国で大成功を収めた実業家・醍醐大五郎が帰国し、都心の土地を買い上げ巨大ビルを建築する構想をぶち上げたのだ。米国人妻を亡くし、帰国後はたおやかな大和撫子と余生を過ごしたいという醍醐の希望を叶えることによって大型プロジェクトを自社に導くため、彦馬に白羽の矢が立った。美貌の女取締役を軽々昇天させ、密命資格を得た彦馬は花嫁探しに乗り出す。米国仕込みの醍醐を満足させる名器の持ち主は見つかるか?長篇痛快官能サクセス。
義父と嫁の禁断愛、嫁と母親の三角関係愛、女子大生と変態男との異常愛、かつての同棲相手で人妻となった女との不倫愛ー。肉体の絡み合い、肌と肌の接れ合いでしか確かめられない男と女の関係。現代の不安定さの中で激しく熱く燃え上がる愛欲シーンを存分に描いた珠玉の官能短編の数々。じっくり、たっぷり、人生の欲望図が味わえる珠玉のアンソロジー全10編が勢揃い。
パリファッション界で名声を博した気鋭のデザイナー・狩野達矢は、凱旋帰国し、オリジナル・ブランドで日本制覇を目指す!だが、野望溢れる天才に群がる美女たちと、対立する老舗ブランドの罠が、狩野を窮地へと誘い込む。艶やかな官能の世界を創造して、敵を倒し、成功への階段を駈け昇ることができるか。
鶴丸貫太郎課長に特命が下った。不良債権の土地をラブホテルとして活用する企画を成功させろ!男女の愛情と官能を満たすには、如何なる仕掛けが必要か?鶴丸は女たちを話題をホテルに誘い込み、己の欲望と調査の一石二鳥を果たす。だが、カネと欲望の蠢く派閥抗争に巻き込まれ、絶体絶命の窮地に…。
「わたし、水城さんに内緒のお話があるんだぁ」エレベーターを扱う株式会社ニュートンの営業課長・水城寛太郎は、総務部文書課の女主任・万田百合絵に誘われた。得意のテクニックを駆使し、百合絵を満足させて話を聞いたところ、営業課の女子社員が援助交際をしているという。しかも水城が一番信頼し、可愛がっていた前田美矢香がだ。驚く水城に百合絵は、さらに衝撃的な事実を告げる。社長の檜垣達之助が、株主代表訴訟を起こされるというのだ!水城に下った社長の特命とは?絶好調・欲望課長の獅子奮迅の活躍。
銀座の資産家・森辺多賀市の後妻となった美月香は、念願のブティック経営者となり、事業拡大に野心を燃やす。夫の部下や取引先を色仕掛けで手なずけ、有利な取引も成功させる。だが好事魔多し。多賀市と愛人が事件に巻き込まれ、美月香の周りにも暗雲が漂う。巨大な資産と官能に群がる、男と女の欲望の結末は。
東京・青山にあるニューオリエンタル・ホテルの支配人、北見慎吾は仕事も好きだが、女性はそれ以上、三度の飯よりも好きなフェミニスト。その淑女喰いの卓越したテクニックとタフネスぶりから、「今業平」との異名もとっている。その日、久しぶりに来迎寺摩里枝がチェックインした。摩里枝は、父親の急死によって二代目を引き継いだばかりの旅行代理店・東京ツーリストの若き女社長。激しいラブメイクの後、北見は摩里枝から意外な話をきかされた…。長篇官能サスペンス。
今はまだ群小プロダクションだが、いずれは芸能界の帝王にのし上がろうという野望に燃える槇真吾。密会した槇プロの売れっ子女優・絵島夏子が、高輪エンペレスから行方不明になった。西洋の古城を模したそのラブホテルに秘密の匂いを嗅ぎつけ、探索を開始する真吾。だが、ホテルの経営者で宗倉コンツェルンの総裁・宗倉頼三の陰謀と敵対することに…。都会の真中で起きた“神隠し”の裏に潜む驚愕の事実とは。
水城寛太郎、32歳、巨根。昼はエレベーター専門の電機メーカー「ニュートン」の営業マンだが、夜は母親が経営する渋谷円山町のラブホテルを手伝う。ある日の夕方、社長室の美貌秘書・星峯沙夜香に誘われた寛太郎は、社長室のソファでラブ・プレイ中、檜垣社長にふみこまれた。馘首を覚悟した寛太郎だったが、檜垣から奇妙な特命をうける。会社の関係者で、クリトリスを二つもった女を何としても捜し出し、その女が奪った極秘資料を取り戻せというのだ。沙夜香の協力を得て、俄然、奮気した寛太郎だが…。
城達矢は東京旅行社の人気添乗員だ。自慢の巨根と持続力、淫蕩なテクニックで世界各国の美女たちと悦楽のときを過している。だが、彼には密かな野望があった。十兆円産業ともいわれる旅行業界で、独立を果すのが夢なのだ。ある日、元スチュワーデスで財閥会長夫人、美貌の徳王寺郁代から呼びだしがあった。若く淫らな体をもてあます彼女に、たっぷり満足を与えた城は、意外な依頼を受ける。城が添乗するツアーに郁代の娘が新婚旅行で参加する予定だが、旅先での娘の体を奪ってほしいというのだ。
ああ…稲垣さん、とても…すてき…二十九歳の人妻、伊集院明日香は箱根の不倫の宿で、深い歓びに身を泳がせた。しかし、同じ夜、不倫相手の稲垣の元恋人が殺され、彼の無実を証明できるのは明日香だけになってしまう。都心部の巨額土地活用プロジェクトをめぐる陰謀を暴く、官能&サスペンス傑作。
欲望秘書課長・野見山将介は、前から狙っていた大物代議士の美人秘書を口説き、濃蜜愛を交わした後、彼女から相談をうけた。野見山の親友・藤田の死についてだ。藤田は一週間前、秋川渓谷をドライブ中、誤って転落死した。彼は代議士の山荘へ五億円の闇献金を運搬していたのだ。事故後、現場から現金は消えていた。表沙汰にできない事件だけに内密に調べてほしいという。早速、藤田未亡人を自慢の巨根で蕩けさせ事情をきくと、事故当夜、車には女性が同乗していたらしい。しかもその女は巾着の持主ということだった。
鳴尾は美麻子の極孔に指を沈めたまま浅く深く抜き差しした。彼女がレズだと確認できた瞬間から挑発された気分になっていたのだ。眼鼻立ちが整い、いい体をしていながら、女とばかりもつれあっているのかと思うと、男として沽券にかかわる気がしたからである…。六本木でカフェバーを経営する中年プレイボーイ・鳴尾の美少女調教の官能テクニック。
居抜きで借りたマンションは、元デートクラブの事務所だった。その種の電話がかかってくるからだ。奈美はいたずら気分と男欲しさで、デート嬢を装い、森本と名乗る男とホテルへ。彼女はベッド上手な森本に溺れていく。そんな折、別れた男から「森本は悪質な証券マンだ」という忠告をうける。財産のない奈美になぜ森本は近づいたのか。愛欲の中で仕掛けた女の賭け。