著者 : 古市真由美
私のルミッキ。きみの手は血でそまっているー。高校で「白雪姫」の現代版アレンジ劇「黒いリンゴ」の主役を演じることになったルミッキに、不気味な手紙が届き始める。差出人はルミッキの日常を異常に詳しく知っており、自分の要求に応えなければ、劇の初日を血の海に変えると言う。次々に届く手紙、エスカレートする要求。開演の夜が近づく中、ストーカーとの距離が縮まっていく。前作で判明した姉の存在、ルミッキの過去の秘密とは?クールでストイックな白雪姫の3部作、ここに完結!
旅先のチェコで、ルミッキの目の前に腹違いの姉だという女性が現れた。彼女の名はゼレンカ。母親の死後、新しい“家族”に引き取られて暮らしているという。ルミッキがゼレンカの家に招待された翌日、彼女の“家族”の一人が事故で亡くなった。疑念を抱いたルミッキは、事故死した男と会っていたジャーナリストの青年を探し出して接触する。その夜、何者かに自らが監視され、身の危険が迫っていることに気づくのだった。ますますスリリングな「ルミッキ」シリーズ第二弾!
ロシアからの“帰国移民”である“探偵”ヴィクトル・カルッパのもとに、失踪した妻を捜してほしい、という夫からの依頼が舞い込む。それは国境をまたいでめぐらされたある陰謀の、ほんの入口に過ぎなかった…。魅力的な新ヒーローを引っさげ、フィンランド初の快挙である「ガラスの鍵賞」に輝く大人気シリーズの一作目がついに登場!北欧ミステリに新たな旋風を巻き起こす衝撃の傑作!
夫と娘と共にレードシャール島を訪れたマリア。かつて要塞だった島は、今は船舶塗料メーカーのメリヴァーラ社が購入し、一般に開放していた。実はその島では去年、マリアの昔の恋人が事故死していた。そして今、同じ場所でメリヴァーラ家の当主が死体で発見された。警部に昇進したマリアが因縁の島で起きた事件の捜査に奔走。フィンランド人気ナンバーワン作家のシリーズ第三弾。
暴行を受けて殺害されたらしい少女の死体が、車のトランクで発見された。少女はフィギュアスケートの若手ホープ。数日前彼女の演技を観たばかりのエスポー警察の巡査部長マリアは、ショックを隠せない。有力な被疑者としてノーラの母親につきまとっていた男が浮上するが…。産休目前のマリアが少女を巡る人間関係に捜査のメスを入れる。フィンランドで大人気のシリーズ第二弾。