著者 : 古沢良太
豊臣秀吉の天下一統の後、平安の世が訪れたかに思われた。だが、秀吉亡き後、遺児・秀頼をめぐって思惑は乱れはじめる。石田三成との溝は深まり、やがて天下分け目の関ヶ原の戦いへと突き進んでいく…。さらに「大坂冬の陣・夏の陣」までを描き、家康の天下平定の物語、ここに堂々の完結!
最愛の妻子を失い傷心の家康は、ある決心をして織田信長に仕えていた。そんなとき「本能寺の変」の報がもたらされ、すぐさま三河へ向け脱出をはかる。命を狙われる大ピンチに、家康は家臣団と力を合わせて伊賀越えを敢行し、からくも生還する。その後、織田家の後継者争いを巡って羽柴秀吉との対立はいよいよ深まり、「小牧・長久手の戦い」の火ぶたがいま切られようとしていた…。
今川氏の滅亡により遠江を手に入れた徳川家康だが、将軍足利義昭を擁し京に上った織田信長に越前征伐に引っ張り出される。浅井長政の裏切りに気づき、織田・徳川軍はからくも金ヶ崎から脱出。姉川の合戦で勝利を得る。一方、遠江・浜松は戦国最強の武将・武田信玄の脅威にさらされる。「弱き主君は、害悪なり」という信玄が怒濤の勢いで侵攻してきた。そして“三方ヶ原”で両軍は対峙する。家康は浜松城を守り通すことができるのか…。
ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代は、今川家の人質として、ひっそりと生涯を終えると思っていたー。しかし、三河武士の熱意に動かされ、弱小国の主として生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する、乱世に飛び込んだ。待っていたのは生きるか死ぬかの大ピンチ!個性派ぞろいの家臣団を頼りに、夢と希望にあふれた波瀾万丈の物語がここに幕をあける。
強欲な人間たちから大金を騙し取るダー子、ボクちゃん、リチャードの詐欺師トリオがかえってきた!闇金業者の阿久津から3億円をせしめる計画を立てるが、逆に5000万円を奪われてしまう。占いにハマっていたリチャードは、この失敗は、タロット占いの結果が最悪だったダー子が原因かもしれないと不安に。また、同じ時期に手相をみてもらったボクちゃんも、「身近に災いを呼ぶ者がいる」と言われ、それがダー子なのではと心配する。そんな二人の動揺をダー子は笑い飛ばしたが…。壮絶な騙し合いをくぐり抜け、最後に笑うのはだれだ!?
ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐の正体は、華麗に人を騙すコンフィデンスマン(信用詐欺師)。香港マフィアの女帝が持つ伝説のパープルダイヤを狙うが、事態は予測不能な展開にー?大注目の脚本家・古沢良太による脚本を、人気作家・山本幸久が豪華小説化!
自分探しの旅に出かけたボクちゃんは、旅先の村の住人から悪質なコンサルタント・斑井満に騙された話を聞く。斑井は「地方再生計画」と称して近隣の土地を安く買い上げたが、産業廃棄物処理場の建設地として転売したというのだ。ダー子とリチャードは斑井をはめるための計画を練りはじめるが…。3人の詐欺師と強欲な人間たちが大金をめぐって騙し合いを繰り広げる!先の読めない展開からページをめくる手が止まらなくなる5話を収録。
ターゲットを見つけ、常識はずれの計画を持ち込むリーダー的存在のダー子。そのダー子に振り回されてばかりで、詐欺稼業から足を洗いたいと願いつつもいつも丸め込まれてしまうお人よしのボクちゃん。変装の腕は超一流、生まれながらの品のよさを武器に手練手管を使って相手を騙すリチャード。この3人の詐欺師が、壮大かつ奇想天外な仕掛けで欲望にまみれた人間たちを罠にかけ、大金を騙し取る痛快エンターテインメントコメディー。
不器用で欠点だらけの人達が、卓球の男女混合(ミックス)ダブルスを通じて小さな“奇跡”を起こす、恋と人生の再生物語。大注目の脚本家・古沢良太による、笑いと涙が詰まったオリジナル脚本を、人気作家・山本幸久が、感動と幸せに満ちた物語として、豪華小説化!
美人ピアノ教師が失踪した。手掛かりは乗り捨てられた自転車のみで、警察はまともに取り合わない。刻一刻と時が過ぎるなか、懸命に行方を捜す教え子の亜美が藁にもすがる思いで捜索を依頼したのは、不思議な能力を持つお笑い芸人だった。触れたモノに宿る思念を読み取る仙石と、とにかく弁の立つ丸山。はみ出し者二人と亜美による予測不能の事件捜査が始まるー。著者初の長編ミステリー。
デートも恋も未経験、堅物リケジョでキャリアウーマンの依子(29)と同じく恋愛力ゼロ、自称「高等遊民」、母親に奇生するニートの巧(35)が“結婚”を目指すのだが…前途多難、紆余曲折、荒唐無稽!?な、ニュータイプのロマンチック・コメディ。
エイプリルフールー1年で唯一嘘が許される日。そんな日に巻き起こる事件の数々。さまざまな人間模様がからみ、つながり、そして小さな「嘘」が奇跡を起こす!今最も注目されている脚本家・古沢良太のオリジナル脚本を、人気作家・山本幸久が小説化!
偏屈、毒舌、皮肉屋、気分屋、浪費家、人格破綻者。だけど、あらゆる訴訟を勝利に導いてきた駆け引きと策略の天才弁護士・古美門研介ーその古美門とタッグを組んで訴訟に挑むのは、真実を追い求め、正義感で突っ走る熱血弁護士・黛真知子ーそんな2人の前に、“皆が等しく幸せになる”ことを目指す、人たらしの新世代弁護士・羽生晴樹が現れて、喧々諤々丁々発止の裁判デイズが繰り広げられていく。その一方で、古美門と黛は数々の殺人容疑で“世紀の悪女”と評される美人死刑囚・安藤貴和を弁護することになったのだが、貴和はすべてを語ろうとはせず…弁護士ドラマ史上もっとも笑える、極上リーガルコメディ第2弾!
訴訟で一度も負けたことのない敏腕弁護士・古美門研介と、融通のきかない堅物新米弁護士・黛真知子。水と油のふたりがタッグを組んで、殺人、著作権侵害、ストーカー、日照権、収賄罪、離婚、親権問題…さまざまな裁判に挑む!その一方、古美門の宿敵、大手弁護士事務所の三木長一郎との闘いもクライマックスへと…。
訴訟で一度も負けたことのない敏腕弁護士・古美門研介が帰ってきた!公立うさぎがおか中学校の男子生徒がある日、中学校の屋上から飛び降りて意識不明となった。事故だったのか?他の生徒からのいじめだったのか?学校はいじめを見てみないふりをしていたのか?-三木長一郎弁護士との闘いも延長戦に!いじめ問題という日本の教育の根深い闇に、毒舌・古美門が正義感の塊・黛真知子と一緒に切り込む!
警視庁井の頭署の会計課備品係・係長の黒木俊英は元捜査一課の刑事だ。かつてはエースだったが、今は「ゴンゾウ」と呼ばれている。「ゴンゾウ」とは、警察の古い隠語で、働かない警官のことである。いったい、黒木の過去に何があったのか…?人気連続ドラマ「ゴンゾウ」(テレビ朝日系)待望のノベライズ。