小説むすび | 著者 : 古澤紅

著者 : 古澤紅

刻まれた記憶刻まれた記憶

情緒揺さぶられる運命の一夜。 感涙のシークレットベビー物語! 白血病で親友を亡くしたばかりのダイアナは、 ともに暮らした家に独りで帰るのがつらくてホテルで眠りについた。 ふいに部屋の明かりがつき、信じられない光景を目にするーー 長身で黒髪のセクシーな、しかし見知らぬ男性がこちらを見ている! ダイアナは自分が部屋を間違えていたことに気づいたが、 今夜だけは……今夜だけは、独りでいられない、そう思った。 そして感情の高ぶるままに彼と結ばれた。小さな命を授かるとも思わず。 翌朝には姿を消していたその相手に知らせることもできず、 ダイアナは仕事をやめて新しい町でひっそり暮らし始める。 そこで、あの夜の彼、大富豪のマーカスに再会してしまうとは……。 英国の大スター作家の永久不滅の銘作をお届けする《特選ペニー・ジョーダン》もいよいよフィナーレ! 波瀾万丈のシークレットベビー物語が有終の美を飾ります。夫を亡くしたふりをして新天地で子育てをしようとした矢先に、おなかの子の父親と再会して……。

入江のざわめき入江のざわめき

夢に見た初恋の人からの求婚が、 これほど切なく虚しいなんて……。 インテリアデザイナーのサキは、意外な客からの依頼に驚いた。 大富豪ドミニク・プレストンが、わざわざ私を指名するなんて! じつは彼は苦学生時代にサキの実家で庭師として働いており、 思春期の彼女の憧れの的だった──姉と親密な仲だと知るまでは。 サキの家が没落した後、彼が広壮な屋敷を買い取ったと聞く。 複雑な思いを抱えたまま、彼女はドミニクを訪ねた。 改装してほしいという寝室に案内されたとき、彼が突然宣言した。 この寝室で妻とくつろぎたい。その妻になるのはきみだ、と。 サキは仰天した。これはプロポーズ? いったいどういうつもり? 訝しみながらも抗えず、甘い言葉を受け入れてしまうが……。 大スター作家シャロン・ケンドリックも太鼓判を押すスター作家、ヘレン・ビアンチンが描く、立場逆転のドラマティックな再会ロマンスです! 姉からの「あなたはただのベッドの相手。愛されていない」というひと言にショックを受けたヒロインは……。

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