著者 : 吉良佳奈江
蒸気駆動の男蒸気駆動の男
蒸気機関が導入され発達した、もうひとつの李氏朝鮮王朝。あるときは謎の旅人として、またあるときは王の側近として、歴史の要所要所で暗躍した蒸気駆動の男=汽機人〈都老〉の500年間にわたる彷徨を描いた、5篇を収録した異色のスチームパンクアンソロジー
極めて私的な超能力極めて私的な超能力
自分には予知能力がある、あなたは私とは二度と会えない。元カノはそう言ったーーふとした日常に不思議が射し込む表題作、カップルの関係持続性を予測するアルゴリズムに翻弄される男女を描いた「データの時代の【愛/サラン】」など10篇を収録した鮮烈なる韓国SF作品集
韓国が嫌いで韓国が嫌いで
韓国の男性作家チャン・ガンミョンによるフェミニズム小説を完訳。 日韓で大ヒットした『82年生まれ、キム・ジヨン』とおなじ出版社の「今日の若い作家」シリーズとして刊行された本書は、そのアンサーにもなっている。「キム・ジヨンは、どうすれば病まずに暮らせたのか」との問いへの。 日本の作家、星野智幸は本作について、こう語る。 「韓国社会が押しつけてくる生きづらさに、屈するものかともがいて国外脱出する主人公。彼女に激しく共感するうち、気づいた。これって、日本社会と同じじゃん!」
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