著者 : 城戸礼
恐るべき第三の麻薬シンジケート出現か。世界一の金持ち国日本進出を企てる悪の野望をこれまで数次にわたって竜崎軍団を筆頭とする強力な日本警察はそのつど粉砕してきた。だが、ここに新たな勢力として中東数カ国にまたがる“黄金の三日月地帯”が出現した。湾岸戦争以後、職にあぶれた戦争プロの傭兵が送り込まれてくるのだ。災いは根から絶たねばならない。日本海に国籍不明の船が盛んに出没し、怪しい日本の漁船と接触しているとの情報が軍団にもたらされた。武器を持たない水上警察や海上保安庁の巡視船では手に負える相手ではない。いまこそ軍団の立ち上がるべきときがきた。陸では岩弾刑事部隊が、そして海では三四郎の快速魚雷艇が悪の根絶に猛進する。
巨額脱税により逮捕されていたアメリカ麻薬界の大ボスであるランデスが、500万ドルの保釈金で仮出所、そのまま逃亡した。強力な護衛とともに日本に潜入したとの情報に、その命を狙ってさまざまな殺し屋集団が、そしてまた逮捕状を持った腕ききの賞金稼ぎたちがその跡を追ってきた。それらの中には二人の美人ハンターまで介在している。しかも、しばらく鳴りをひそめていた日本の暴力組織の北関総業が不気味な動きを見せ、ふたたび麻薬界を牛耳るべく暗躍しだした。こうなっては竜崎軍団も黙ってはおれない。アメリカの命知らず、中東からの暗殺団、北関総業一派と賞金稼ぎ、竜崎軍団の猛者たちが卍巴となって錯綜する。そのさなかで、快男児壇竜四郎を魅了した謎の美女とは。
恐るべき新麻薬クラックの急激な蔓延、竜崎軍団の血みどろの戦いははてしなく続く。日本進出をねらう麻薬密売組織は手を替え品を替えて、新たな思いがけない手段を駆使して挑んでくる。-深夜の銀行襲撃、軍団長の母堂誘拐、警察寮の爆破、庁内襲撃と、その荒っぽい手口にはこれまでとは違うものがある。そして、この二、三カ月の間に各地に急造された小規模だが多数の奇妙な薬品倉庫群には新たな巨大な力がバックに…。一方、政界乗っ取りを企む右翼の大物の名が浮かび上がった。万一、両者の目的がどこかで一致したらどうなるか。情況証拠は充分過ぎるほどだが、陰謀のしっぽを出さない。-“やられる前にやれ”軍団一流の無鉄砲なぶったたき作戦を猛者たちが展開する。
警察庁の猛者軍団部屋にしかけられたバズーカ攻撃。神奈川県警への白昼の殴り込み。日本へ潜入した中南米系の麻薬組織を追って来日した大統領諮問委員会日本班チーフ・リタに千歳空港で襲いかかる殺し屋集団。敵はいずれも強力な武器を持つ凄腕で、しかも猛者軍団の脅威を知らぬ不敵の面々だ。おりしも、北海道日高地方の人も住まぬ大湿原地帯が何者かに買い占められ、4、5カ月前からその湿原の真ん中の絶海の孤島ともいうべき島に社員と称して何事かを画策する数十名の屈強の男たちが不穏な動きを示していた…。絶対に麻薬を日本に入れてはならない。新たな敵を相手に壮絶な活動が開始された。-ますます快調のおなじみ日本警察の精強部隊“竜崎軍団”の死闘を描くど迫力編。
名画盗難、その行方を追って、フランスはパリ警察の腕きき女警視ふたりが来日した。空港に着いた絵画はひとまず都心の大銀行の金庫に搬入され、そこで輸入主・銀行幹部・鑑定家・税関員立ち合いで検査が行われる。最近の贋作は本物とほとんど区別がつかない。女警視ふたりの来日の真の目的は…。彼女らを狙う正体不明の殺し屋の出現。一方、日本経由でアメリカに持ち込まれる大量の麻薬ルートを追って来日中のPSB(大統領諮問委員会)の美人捜査官リタ・グレイの身辺にも執拗な殺し屋の魔手が。そして、女警視ふたりとリタ・グレイの来日の目的がここで合致する。-日本警察界きっての猛者たちが、名画盗難のカラクリと巧妙な麻薬密輸の謎を暴く。
コロンビアの麻薬王ラモスと、東南アジア黄金の三角地帯の支配者クン・タンの両者が、メキシコの密売王ベルツの仲介で手を握り、世界制覇を企画した野望が、亮崎軍団によって長崎沖の一大銃撃戦の末に粉砕されて1年足らず、またしても不穏な動きが最大の経済大国日本の市場独占をねらって、血で血を洗う抗争が展開されることとなった。謎の華僑美人、香港の怪紳士、そして両派の精鋭殺し屋軍団が続々と日本へ上陸してくる。彼らを追って、PSB(大統領諮問委)の金髪美女リタ・グレイのひそかな来日、おりしも5年ぶりにアメリカ出向から岩弾健警部が帰国することになった。-熱血警視三四郎、快男児竜四郎ほか、おなじみのメンバー総登場の大暴れ、第21弾。
連戦即決で解決したはずの人質篭城銀行強盗事件の陰に、意外にも大手不動産会社と与党大物政治家を長とする土地問題等委員会に一大疑獄が隠されていた。特捜の若手検事たちが再三、正体不明の殺し屋に襲われる事態に、ガードについたのがご存じ竜崎軍団だった。一方、パリの国際刑事機構から、警察庁外事課へ麻薬取締まり強化の指令が飛んできた。いまや全世界を恐怖に陥れている新麻薬クラックをめぐっての国際的陰謀が、この日本国のどこかで実現しようとしている。銀行強盗事件・特捜検事襲撃など、一見無関係に見える二つの線がつながってきた。-悪の世界三大組織を敵に回して奮闘するはおなじみの美女リタ・グレイと竜崎軍団、そして伴、アップテンポに展開する激賛、戦慄の第20弾。
竜崎三四郎の率いる竜崎軍団といえば警察庁特捜部でも最強チーム。その名を聞いただけで悪党どもは震えだすほど。そうとも知らずに盾ついた悪辣財閥、たちまち猛反撃を食らってしまった。それにもこりずアメリカのシンジケートに泣きついて青い目の助っ人を依頼。奴らは射撃のプロで人殺しなど平気の平左。さすがの竜崎軍団もピンチを迎える…。
政府要人を護衛中、我妻刑事、続いて小関刑事がライフルで狙撃され負傷する。最初は政治家を狙った凶弾と思われたがそうではなく、2人とも竜崎軍団員と知っての仕業らしい。竜崎三四郎率いるこの軍団、警察庁の特捜部で泣く子も黙る最強チーム。謎の犯罪組織にたちまち猛反撃。うなる鉄拳、火を吐くビッグマグナム、抜き射ち刑事の胸すく大活劇。
宗教は札束なり、数百万の信徒、数千万の札束をめぐって教団同士の暴力団まがいの抗争が展開する。それに麻薬がからみ、本物の暴力団や似非右翼との癒着が生まれる。しかもその背後に、教団を最大の票田と頼む悪徳政治屋どもがひかえている。新興の教団が目をつけたのは、新たに日本の絶好の市場とねらい、進出をくわだてる台湾マフィアだ。-宗教という隠れミノをかぶって麻薬を持ち込む新興教団の正体を暴く竜崎精強軍団。
すげえやつが帰ってきた。6年前に神奈川県警からパリの国際事機構に派遣され、そのままNY市警本部特別検察官に任命されていた伴大六警視が、日本に帰ってきたのだ。東京には警察庁の竜崎三四郎・壇竜四郎が、そして横浜には伴大六がにらみをきかすのだ。その伴大六が、帰国早々に県警本部の刑事部屋で外国人殺し屋集団に襲われた。何者?アメリカの大統領諮問委員会(PSB)のリタ・グレイからの通報によれば、その諸計画のことごとくをつぶされたマフィアの大ボスが、面子にかけて伴の生命をねらい、つぎつぎと屈強な殺し屋を日本に派遣しているというのだ。PSB日本支部も危うい緊急事態へ…。-熱血三四郎、快男児竜四郎、痛快大六の豪快極まる三者そろい踏みの快作戦だ。
暴力と麻薬のはびこる街に、特注のビッグマグナム引っ下げて凄い男がやって来た。なにせやる事がケタ外れ、武装テロ集団には改造装甲車でぶちかますわ、密輸船にはバズーカ砲を射ち込むわ、思わず目を剥く暴れっぷり。さぞやコワモテいやいやさにあらず、人も羨む大金持ち、ハンサムで柔道五段、悪の組織潰しに命を賭ける特命捜査警部・竜崎三四郎。
世界10カ国の首脳が集まる大規模サミット警備の間〓@68D2をぬって異常な事件が頻発する。新宿高層ホテルでの外国人襲撃!二度、三度にわたる竜崎軍団襲撃!そして…。彼ら命知らずの殺人集団は、竜崎軍団の壊滅こそ、日本に麻薬密輸の橋頭堡を築く唯一の手段と信じているのだ。従って、どんなに無茶な攻撃でも平気で仕掛けてくるのだった。折しもアメリカから大統領諮問委員会(PSB)の腕利き美人捜査官リタ・グレイが来日。が、ついに竜崎・壇両警視の防弾車にロケット弾がぶち込まれた。小型甲装車なみの装備とはいえ、その威力の前にはひとたまりもない。辛うじて脱出した両警視の恐りの拳銃が火を吐く!-警察庁最強部隊“鬼の竜崎軍団”は総力をあげて対決に立ち上がった。
竜崎三四郎、自称はみだし刑事ーところがどっこい特別製の45口径拳銃を扱わせては天下一、おまけに男っぷりと気っぷが良く柔道空手の高段者。そんな凄腕野郎が悪のグループ群れる名静市に乗りこんできた。暴力団、密輸屋、暴走族といずれ劣らぬ悪ども相手に鉄拳が唸り拳銃が火を噴く。ただし泣き所もあって女と酒にはメチャ弱い、変ったヤツ!
東南アジア歴訪の帰途、非公式訪日中のフラリア共和国大統領夫人が何者かに銃撃された。そして、日本を東西に二分する暴力組織ー尾藤組・北関総業、それに第三勢力の極西連合に所属する下部組織が次々に撃われる事件が頻発していた。折しも、アメリカはマンハッタンの盛場で白昼、マフィアのボスを刺殺した日本人らしき殺し屋を追ってきたPLB(大統領諮問委員会)の2人も、警察庁の玄関先で襲撃された。その裏には、ますますエスカレートする暴力組織の国際化という深刻な問題があった。そして、ついにはこれら暴力組織の跳梁に敢然として立ちはだかる警察庁特命部隊“鬼の竜崎軍団”その人、竜崎三四郎までが刺された!悪辣なる陰謀に軍団の怒りが爆発する。
警察庁最強部隊ー竜崎三四郎を長とする“鬼の軍団”の隊員たちが次々と襲撃される、という事態が生起していた。日本を二分する暴力組織と、その間をぬって東南アジアの麻薬王をバックにのし上がった第三勢力、そのことごとくは潰えたはずだがはたして何者か?いつもならまっさきに飛び出す竜崎警視が、今回ばかりは副団長の壇警視やナンバー3の長島警部、婦警軍団の長部隊にまかせて、妙に落ち着いている。三四郎の胸中は…?おりしも、ヤクザが次々とアメリカ本土に乗り込んでいるとの情報が入ってきた。ヤ印と米軍MPを顎で使う謎の美女と妖しげなホテルチェーン、これを結ぶと麻薬と武器と売春の組織として一本のものにつながってくる。三四郎を先頭に竜崎軍団出撃のときが来た。
日本の暴力組織を東西に二分する尾藤組と北関総業、その間隙に台頭してきた麻薬王ル・チンミンの第3勢力、いずれも警察庁特命部隊竜崎軍団との数次にわたる壮絶な銃撃戦の末、いまや完全に葬り去られた、かと見えたが、いつまでも静かにしているはずがない。折しも、愛車マゼラッティに乗った竜崎三四郎が2台のショベルカーと1台の大型コンテナー車とで前後から挾撃され、壇竜四郎は自宅マンションで正体不明の女に麻酔弾を撃ち込まれて倒れた。2人とも間一髪で危地を脱したが、こともあろうに軍団のナンバー1とナンバー2を同時に撃うとはいかにも大胆不敵な挑戦であった。はたして挑戦者は何者か?-竜崎三四郎・壇竜四郎の大型拳銃が再度火を吐く。敢然と悪に挑む激闘最強軍団。