著者 : 堀川徹志
願わくは八月に死なん願わくは八月に死なん
A fit Month for Dying 「笑うのは夜明け前、泣くのは日暮れ前」祖母がいつも私に語っていたのは、 「ニューファンドランドで生まれたら、いずれ人生で心は打ちのめされるよ」だった。 「私が語る物語は紆余曲折を経る。捩れたり、カーブしたり、前触れもなく分岐することさえある。時にはいびつに絡みあって二重になり、過去の人々さえ取り込むこともある。そのうちの一人が、祖母のバーサ・コリガンである。」
小説 まだ、牧場はみどり小説 まだ、牧場はみどり
アメリカの架空の町にある高齢者入所施設の日常と人物を題材に、それぞれの「人生」がユーモアたっぷりに描かれる。85歳で文壇デビューし、好評を博した小説の完訳。 第一章 日記をつけること 第二章 サ ラ 第三章 アンジェラ 第四章 葛(くず)に占拠された家 第五章 アーサーのニュース 第六章 家主に会いに行く 第七章 ミス・ミーニャ 第八章 インディアン・サマー 第九章 心の友 第十章 愛しの廃墟 第十一章 お祝い 第十二章 熟 考 第十三章 思い出を語る夕べ 第十四章 歓 迎 作者紹介・訳者あとがき
小さな家々の村小さな家々の村
カナダのベストセラー作家が、生まれ育った北部アルバータ州(かつてカナダで史上最低気温、摂氏零下61度を記録した地域として知られる)の小さな村での思い出ーー父子二代にわたる先住民との交流、友情と別れーーを、自伝風に綴った破天荒な「サバイバル文学」
PREV1NEXT