著者 : 堀田善衞
時間時間
殺、掠、姦ー一九三七年、南京を占領した日本軍は暴虐のかぎりを尽した。破壊された家屋、横行する掠奪と凌辱、積み重なる屍体の山。この人倫の崩壊した時間のなかで人は何を考え、何をなすことができるのか。南京事件を中国人知識人の視点から手記のかたちで語り、歴史と人間存在の本質を問うた戦後文学の金字塔。
ミシェル 城館の人 第三部 精神の祝祭ミシェル 城館の人 第三部 精神の祝祭
偉大な思想家の内面を探る旅、堂々の完結。 47歳。『エセー』刊行後のミシェルは17カ月間、国外への旅で見聞と思慮を深めた。独自の文明批評眼で歴史と人間を見つめ続けた偉大なる思想家の魂は、その著と人々の心に残る。(解説・菅野昭正)
ミシェル 城館の人 第一部 争乱の時代ミシェル 城館の人 第一部 争乱の時代
和辻哲郎賞に輝く名作、待望の文庫化。 近代知識人の知の支えとなった思想家モンテーニュの精神はいかに形成されたか。後にルネサンスと称される、暴動、虐殺、陰謀渦巻く16世紀ヨーロッパの時代と人間を描く。(解説・菅野昭正)
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