著者 : 大村益夫
故郷(8)故郷(8)
貧しさの根本原因に目覚めていく小作農たちー植民地時代の荒廃する農村にあって、たくましく生きる小作人群像とその家族たち、そして若い男女の心の葛藤を、朝鮮の風土を織り交ぜながら描く。朝鮮プロレタリア文学の代表作。
韓国短篇小説選韓国短篇小説選
1945年以降1970年代までの韓国文学の傑作を精選した初の本格的選集。朝鮮戦争の体験による虚無主義の色濃い50年文学、四月革命の主体となった世代による60年代の社会参与文学、急激な経済成長の裏で疎外される農民・労働者をメインテーマとする70年代文学-骨太なユーモアに満ちた政治諷刺の作品から軽妙なタッチで小市民の暮らしを描く作品まで、本邦初訳6篇を含む19篇の傑作短篇を収録。
朝鮮短篇小説選(下)朝鮮短篇小説選(下)
朝鮮の近代小説が歩んだ道筋を概観できる短篇選。一九二○年代から四○年代始めまでの短篇から以下の二二篇を収録。笞刑、甘藷、運のよい日、桑の葉、民村、白琴、洛東江、旱鬼、地下村、金講師とT教授、そばの花咲く頃、椿の花、春・春、翼、少年行、五月の薫風、滄浪亭の記、泥濘、留置場で会った男、狩り、巫女図、習作室にて。
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